ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲、ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲、他 安川加寿子、外山雄三、岩城宏之、森 正、NHK交響楽団(1966-81年ステレオ)
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ふらんく | 東京都 | 不明 | 2021年02月23日
安川加寿子さんは先生としても高名で、井口愛子・基成氏がドイツ的なピアノ教育を現代で活躍するピアニストの方々に施した一方、安川先生はフランス物を指導してらっしゃいました。ただ、フランス的個人主義が沁みついていたのか基本言葉少なく自分で考えさせるレッスンで(放置……)、技巧をゴリゴリ教えるスタイルでもなかったようで弟子からコンクールの優勝者などはあまり出なかったようです。それはともかく、これはもう生粋のフランス人のピアノ演奏で、日本人にはとてもマネが出来ないレベルです。現代の日本人ピアニストでもここまでフランス的なセンスがある人はいないように思います。軽やかな技巧で明快なリズムに色彩感あふれる音色。技巧のキレもあり、マルグリット・ロンのピアノに近いと思います。以前、ラヴェルの「鏡」の録音なども発売されていましたが、それも素晴らしく、個人的には「鏡」の中でもトップに位置する録音だと思っています。なおN響はまだフランス音楽を身に着けていない時代だったせいか、オケパートは今一つです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 2017年07月02日
お顔もお名前もよく知っているのに、いままで安川さんの演奏を聴いたことがありませんでした。大活躍されていた時代は今と比べあまり録音技術が進んでいなかったこともあり、恐らく良い録音は多くないと思います。このCDは比較的録音がステレオで一定の水準以上でもあり、安川さんのピアノタッチを味わえます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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