ミヨー:チェロ協奏曲第1番、オネゲル:チェロ協奏曲、ホディノット:ノクティス・エキ ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ケント・ナガノ&ロンドン交響楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年10月19日
30年近く前の録音だが大変優れたものだ ロストロポーヴィチが如何に名手だったかを伝える逸品でもある フランス六人組のミヨーとオネゲルの曲が面白い以上に わたしが知らないホディノットの”夜の馬”と題するチェロ・コンチェルトの魅力に惹きつけられてしまった 音楽辞典を繰ってもホディノットなる人物の情報を得られなかった 戦後の作曲家なのだろうか 表情に富み思索の森を歩み深い洞察性すら感じさせるその音楽に魅了された 第一次大戦後の作であるミヨーとオネゲルとは世界を異にしていると思う ミヨーの楽天性と夢幻性も好きだし オネゲルが抱えた焦燥感と抵抗心を根底としたテーマ性に共感するも 三者の音楽が立つ位置の違いに最も興味を惹かれた 違う音楽の姿を見事に描き切ったロストロポーヴィチとナガノ&LSOの爽演にただただ聴き入った 貴重な演奏記録だ あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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