レジナルド・ケル・コレクション〜1937-1957年録音集(11CD)
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一蘆 | GERMANY | 不明 | 2021年02月24日
ケルとブッシュSQによるブラームス五重奏曲の2つの演奏は同曲の歴史的名演。広く知られるのは37年盤だが、48年ライブはより充実感がある。未聴の方にはこれだけでも薦める価値がある。その他にはケルを意識して聴いたことはなかったが、このセットで、あのブラームスがブッシュとの共演が生んだ後生一生の奇跡ではなく、常ながらの名手だったことがわかる。殊にモーツァルトが素晴らしくリドル、ケントナーと組んだK498「ケーゲルシュタット」を始めとして、まさしくモーツァルトという愉悦の世界を聴かせる。 またブラームスではロマンティックに歌い込みながらもあくまでも品格を失わない。ホルブルックの五重奏など初聴きの曲の数々も名曲のごとくに楽しませてくれ、ベニー・グッドマンらからジャンルを超えて支持されるのももっともと思わせる。更にフォスター、ムーラン、クライスラーらの小品に至るまで高い音楽性を発揮しており、どこを取り出しても魅力的なセット。この内容に対して今のお値段は悲しくなる。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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