ピアノ協奏曲第3番、第1番、第4番 オッリ・ムストネン、ハンヌ・リントゥ&フィンランド放送交響楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年11月18日
光の散乱 渡る風の囁き 凍てる気と青い血汐 無限なる透明性にゾクゾクする ヘルシンキ・ミュージック・センターの音響無くしてこの3番コンチェルトはあり得なかった それにしてももうこのディスクが手に入らなくなっていることは衝撃だ わたしのような協奏曲嫌いが面白いと思う演奏は多くの方には評価されないのか プロコフィエフが20世紀のいずれの作曲家とも交差し融合することがない個性である証明がこれだ それはサラサラと手から溢れる粉雪 朝日に反射して浮遊するダイヤモンドダスト クリスタルに閉じ込められた中性子のような幻の炎(ほむら)なのだ 遠くにあって手が届かないようであって ふと胸の内に灯った憧れのようにいつでも身内に種火があるようでもあり 懐かしくまた哀しい音楽 今日も薄明の巷を彷徨うのか 希望を掴みたくて歩き続ける魂に寄り添う音楽 ムネストンとリントゥ&FRSOに共感する 第1第4も素晴らしい この美しい演奏の復活を願う1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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