robin  |  兵庫県  |  不明  |  2022年12月09日

ソロ，オケ，指揮者の三者に隙間風が吹いているようで、まとまりがありません。録音はまあ良いほうでしょうが、演奏がつまらないのでは価値が減じてしまいます。まだソニーのグールドのほうが聴きごたえがあると思います。星、よくて３です。H.Steinがウィーンフィルを振るとたいていこんな具合になってしまうようです。

 

ROYCE  |  神奈川県  |  不明  |  2019年03月29日

元が優秀録音なので通常ＣＤでもかなり満足度が高い音で聞くことが出来るが、シングルレイヤー盤ではピアノの音の透明度が凄いことになっている。クリスタルがキラキラと冷たく輝くような趣。ＣＤにあった若干の濁りというか夾雑物が取れてすっきりした分、切れ味の鋭さが増している。こんなピアノの音はグルダしか出せなかった。

 

sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2012年12月14日

ジャケットが賑やかになって、違和感ありますが、演奏は、古き良き、シュタインの指揮に相まって、重厚、スケールも大きく豪胆、このころのウィーンフィルの気合の入った、叙情性もオケに煽られる様に豊かなグルダの演奏が聴ける名盤。独墺本流、今では、聴くこと出来ない、ウィーンフィルの、気合いの入った本気の、まだ若かったけど、既に、名匠による、分厚い迫力のベートヴェン。名演。

 

トリオ・コーラル  |  アキュフェース  |  不明  |  2005年11月03日

聞きました。自分の装置はドラムを叩くスティックの形状の違いがわかる程度ですが、たしかにオケとピアノの音を出す方向性がこれほどバラバラな演奏も珍しいでしょう。オケは美麗で潤い豊かですが、ピアノは非音楽的な潤いのない、しかも少女マンガみたいで、そのコントラストの極端さにずっこけます。でも相当に面白い。好きです。これはピアノの響きがオケに引きずられる装置では聞こえません。オケの音に誤魔化されます。ミニコンあたりが丁度よいか。

 

大沢夏男  |  兵庫県  |  不明  |  2005年07月21日

状態のよくない装置でお聞きの方もおられるようですが、このピアノは天国的ですね。珠をころがすような美しさ、まろやかでやさしくて、時に毅然としている。ただただこの音たちと圧倒的な演奏に身をゆだねていたい、そう願わずにいられない。グルダさん、ありがとう。唯一無二の演奏の記録です。

 

ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2005年04月15日

オケと指揮者が立派！素晴らしい。協奏曲は普通バックが問題になることが多いが、これは例外的にバックが凄い。ただし、ピアノとオケの方向性がこれほどかけ離れている演奏も珍しい。ピアノはただモコモコと叩かれるだけ、バックの雰囲気を無視していて、初めは何か悪い冗談かと思いました。これはグルダの確信犯的な戦略だと思えます。このような演奏を出して、回りの反応を楽しんでいたのではないか？まあ、そんなことは考えたくないけれど、変な演奏を集めている人に推薦します。変態盤。

 

Engage ��1  |  千葉県  |  不明  |  2005年02月05日

これは一つの究極でしょう。あるべきリズムと拍、強弱のつけ方で、キマリ過ぎるくらいにキマッています。明確で明快です。ピアノはもちろんのこと、オケも負けておりません。多くの方に聴いて頂きたい演奏です。ソナタ全集（amadeo）の方も、ピアノという楽器の音色や響きといった美点のすべてが光り輝いて眼前に迫ります。articulationの素晴らしさを言わずにはおれません。

 

ぶるーすきー  |  兵庫  |  不明  |  2003年12月21日

録音の良さもあるんだろうけど、こんなにオケが雄弁な協奏曲録音は類をみないのでは？素晴らしい！　ベートーヴェン／ピアノ協奏曲全集は、これさえ持っていれば他は要らない。

 

彦左衛門  |  福岡  |  不明  |  2002年02月14日

ソナタ全集ではスタンウェイだが協奏曲ではベーゼンドルファーの美音を心行くまで鳴らす。特に１・４番は唖然とするほどの快演でカデンツァの密度は異常。伴奏も含めて最高の全集と言っていい。