『7つの封印の書』 アーノンクール&ウィーン・フィル(2CD)
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ヴォーカルディスコーズ | 島根県 | 不明 | 2016年08月24日
1977年12月6日東京文化会館でのフィルハーモニー合唱団10周年記念演奏会で、初演のステージに立った者として、この曲にはとても思い入れがあり、その後1979年の再演を含め、十を超える実演あるいは録音を聴いてきた。録音においては正規盤としては1961年?のリッペ指揮ミュンヘンフィルが最古だと思う。その後海賊盤としてミトロプーロス指揮ウィーンフィル盤などもあった。また、プライザーレーベルからでたホッフシュトラッサー指揮ウィーントーンキュンストラー盤などはSQ4チャンネルという変わり種だった!このように、古今のオラトリオの中で屈指の難曲こともあって、かつては数えるほどしかなかった録音が、1980年代以降はそこそこの頻度で新録音が発売されるようになったのは、とても嬉しい。ところで、LP/CDの殆どを聴いてきたが、古い録音には歴史的価値はあっても、現在の私たちの耳で満足できる盤はあまりなかったように思う。ツァグロセク盤でようやく満足(シュライヤー(T)が実にうまい)、ヴェルザー・メスト以降はほとんどが水準以上の出来栄えとなっている。 さて、このアーノンクール盤だが、改めて聴きなおした時、現在でも最高峰の演奏だと改めて思った。歌も器楽も流すようなところは一つもなく、特に男声合唱が素晴らしい。買い直して新品を神棚にお供えしたい。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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