交響曲第2番『ロンドン交響曲』、第8番 アンドルー・マンゼ&ロイヤル・リヴァプール・フィル
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2016年04月26日
ヴォーン・ウィリアムズ傑作誕生の決定的瞬間を作曲から百年を経て漸く迎えた 交響管弦楽として傑出した作品であることを証明した演奏がこれだ バロックヴァイオリニストの雄マンゼが指揮台に立った意味がここにあった 何しろ音楽表現の振り幅が大きい 遠近深浅の間隔が広い ロンドン交響曲がこれほど豊かに鳴り響いたことはない これはバロック奏法が生かされていることと無縁ではない 弦は極力ヴィブラートを控えている すると音に力感が出て伸びやかに響く マンゼはロンドンの風景や情景を雄弁にそして微細に描写したのではない 音構成の構造物として交響曲を展開した結果 RVWが感得し心傾けた”ロンドン”が自ずと姿を現した それは愛すべき都市であり人間そのものだった そしてベートーヴェンの「第8」に匹敵する傑作第8交響曲も決して添え物ではない見事な演奏を聴かせるマンゼの次回作が待ち遠しい 衷心より推薦する3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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