ホルスト:惑星、抒情的断章、マシューズ:冥王星 マーク・エルダー&ハレ管弦楽団
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2016年02月15日
『冥王星』は、単独でまぁまぁ面白い曲なのでCDとして一聴の価値はあると思い★3つにしてみたが、正直『惑星』の演奏としては、かなり物足らないと言える。ボールトやオザワやカラヤンやレヴァインなど、この曲の決定的名演候補と言いえる演奏に比して、このMARK ELDERの演奏はあまりに彫りが浅く、このCDを聴いて初めて、前者4人に代表されるいわゆる「名演」って、実はドイツ音楽のように「重心が低く」演奏されていたんだなと気付く。また、ではムード音楽のようなポップな親しみやすさがあるのか?と言われれば、そうでもなく、世界観よりも楽器を感じてしまう。また『冥王星』は面白い…とは書いたが、その前の7曲の後に置かれる曲としては、やっぱ作曲者の違いがどことなく見え見えであり、強引な例えを許してもらえるなら、ブルックナーの第9番に「テ・デウム」をくっ付けた系の違和感を感じざるを得ない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音楽連合 | 山口県 | 不明 | 2010年08月01日
全体を通して聴いたが、テンポが意外に遅めにとられています。初めて聴く人には少々退屈かなと感じるかもしれませんが、私にとっては充実した演奏に仕上がっていると思います。惑星をはじめ、冥王星やヴィオラと小管弦楽の叙情的断章と聴きどころ満載です。ハレ管のホルストを聴けるのは、エルダーだからこそできるのではないでしょうか。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2006年04月21日
冥王星はちょっと映画音楽のような感じ。先行の音楽からスムーズにつながるかというと疑問だが・・・肝心の「惑星」本体だが、ちょっと腰の重い演奏で、火星や木星など今ひとつ浮揚感にかけるが、土星や天王星などはそれがプラスに出ていると思う。珍しいヴィオラとオーケストラの為の叙情的断章は良い曲。惑星ならデュトワかメータあたりが私の定盤だ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アントン・ミントン | 八戸市 | 不明 | 2003年09月28日
多くの作曲家達は死の直前まで自作の完成にこだわり、それを達成できなかった。だから、スケッチをもとにそれを完成させようというのはわかる。しかし、ホルストは学者でも占星術者でもない。「惑星」“The Planets”はすでに完成された傑作なのだし、神秘的な合唱の繰り返しで完結したのだ。この非常に独創的で印象深いエンディングのあとに何かを付け加える意義が私にはわからない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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桐嶋屋勝造 | 愛知県碧南市 | 不明 | 2001年08月24日
天文学に詳しい友人の話では冥王星を彗星の巣の仲間に分類する考え方もあるそうです。トリトンや冥王星の衛星カロンもその仲間になります。曲には彗星に近い印象を受けました。マシューズはこの学説を意識していたのでしょうか。冥王星が属す彗星の巣をカイパーベルトと呼ぶ0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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桐嶋屋勝造 | 愛知県碧南市 | 不明 | 2001年08月24日
通常の7曲の演奏は渋く曲の占星術的性格をよく表現しているように感じました。特に金星の繊細な美しさには息を潜めて聴き惚れるばかりです。火星の荒々しさと対照的です。木星の英国民謡風な中間部ものびやかな印象です。Dレンジの広い録音なので再生は大きめの装置がよい0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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