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Blu-spec CD 2 カレイドスコープ〜ムソルグスキー:展覧会の絵、ラヴェル:ラ・ヴァルス、ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章 ブニアティシヴィリ

カレイドスコープ〜ムソルグスキー:展覧会の絵、ラヴェル:ラ・ヴァルス、ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章 ブニアティシヴィリ

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    きたさん  |  神奈川県  |  不明  |  2021年02月28日

    ブニアティシヴィリの「展覧会の絵」…さぞかしガツンと始まるかと思いきや、冒頭のプロムナードの柔らかさにハートをグッと掴まれた。その後も、緩急自在な演奏にメロメロになる。さらに「ラ・ヴァルス」の終盤の驚異的な集中力で弾き切るスピード感は、これまでの他のどんな演奏をも凌駕すると思う。あなたもピアノの「万華鏡」を体験してみませんか?

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  • ★★★★★ 

    gakusei  |  北海道  |  不明  |  2021年02月22日

    美しさと不気味さの両方を兼ね備えた素晴らしい演奏であり、これはこういう曲だったのか、という発見にあふれている。

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  • ★★★★★ 

    ギマロ  |  東京都  |  不明  |  2017年03月31日

    特に、展覧会の絵は柔らかさと豪快さを兼ね備えた、此れ迄にあまり例の無い素晴らしい演奏です。冒頭のプロローグから惹きつけられます。

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  • ★★★★☆ 

    marco  |  東京都  |  不明  |  2016年03月08日

    楚々としたプロムナードから始まる繊細かつ鮮度の高い展覧会の絵。この曲集は、実は弾く人が一番楽しい。ラベルが絢爛豪華なスペクタクルにしてしまう前のとてもイマジネーション豊かなスケッチをムソルグスキーは提供している。これらは壁に掛けられたあくまでも額縁のある絵画であり、亡き建築家の友人に向けての哀悼の曲集なのだ。彼女のアプローチは、鮮やかな技巧と感性で一つ一つの絵の新鮮な容貌を明らかにしていくもの。キエフあたりになると音を足す巨匠もいるが、ここはグッと我慢して踏ん張るのがいい(ホロヴィッツは別格として)。消えてしまう音の間に大伽藍を築けるのが抽象度の高いピアノの素晴らしさなのだから。 ラ ヴァルスは、屈折したラベルが凝りに凝って細工した「ワルツの崩壊」で、これは逆説的にスタイルを守らないと崩壊が活きてこない。彼女は見事に弾ききっているのだけど、この曲の本質と彼女の天然の感性の煌めきは個人的には相容れないものに感じた。 というわけで期待のペトルーシュカ。これが想像以上に凄いものだった。ポリーニのそれが父親譲りの真白なコンリートの近代建築とすれば、彼女のそれは極彩色の珍しい石と絹織物で構成された一品ものの宝飾服飾品。従来の技巧自慢の強者たちを一断のもとに薙ぎ倒すがごときスピードと、多彩な音のパレットと表現で、めくるめくカレイドスコープが展開される。インテンポで弾くだけでも大変なのに、余裕をかまして人形のお伽話を語り得ていることに唖然とさせられる。ブニアティシビリの豊かな感性と、即興性、技巧が見事に結実した、若き日の金字塔となる演奏。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2016年03月07日

    今回もジャケットからして特徴がある。展覧会の絵は、大昔のホロヴィッツ、カーネギーライヴと、ポゴレリッチを聴いていましたが、ブニアティシヴィリさんも、いつもながら、大胆で繊細、意表を突く演奏で感嘆。やはり、独自の音楽を聴かせてくれます。そして、女性的。ラ・ヴァルス、ぺトルーシュカの強い打撃、速弾き、メロディセンス、美意識に更に感嘆。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2016年02月23日

    ほぼ同じ演目によるリサイタルを聴いたばかり(2月12日、浜離宮ホール)。超重量級の曲目だし、前回(2012年11月)の印象からかなりのミスタッチを覚悟で出かけたが、技術的精度が格段に上がっていたのには驚嘆した。これなら鬼に金棒と言いたいところだが、ペダルを控えて音の粒立ちを重視する伝統的なピアノ演奏の美観に根本的に反逆するような彼女の弾き方を嫌う人はまだ多いだろう。しかし私は、ペダルによる「ぼかし」効果を多用し、速く強く弾く所では内声部が潰れようが、音が歪もうがお構いなしという彼女の行き方を断固支持したい。 さて、そこでまず『展覧会の絵』だが、最初のプロムナードで誰もがぶったまげるに違いない。テンポも強弱も、楽譜の指定を完全無視。この曲はホロヴィッツ、プレトニョフなど独自の編曲版で弾く人も多いから、ブニアティシヴィリ版だと思えばいい。しかし、これまでのヴィルトゥオーゾ達が名技性の強調を目指して音を付け加えてきたのに対し、彼女の狙いは組曲全体のプログラム的な一貫性をさらに強めることにある(少なくとも元の楽譜にない音符を加えている箇所はないように聴こえる)。たとえば冒頭のプロムナード、楽譜通りだと鑑賞者はまっすぐに目的の絵の所に向かうような印象だが、ブニアティシヴィリ版では故人を偲びながらその遺作展の会場をゆっくりそぞろ歩いていると、思いがけず「おぞましい」絵にぶちあたる。他には「ビドロ」が極端に遅いので、その前の「テュイルリー」は速めのテンポで軽く弾かれる、など曲と曲、さらには曲の各部相互のコントラストが考えうる限り最大にとられている。 けれども、このCDでは(実際のリサイタルでも)『展覧会の絵』はまだ前座に過ぎない。次は、腕に覚えのピアニスト達が今やこぞって弾いている『ラ・ヴァルス』ソロ版。これももちろん凄いが、最後に彼女のオハコ、『ペトルーシュカからの3楽章』が控えている。楽譜通り弾くだけでも大変な曲だが、もはや彼女の関心は、きれいに完璧に弾くことには全くない。曲自体が完全に彼女の血肉と化しているようで、ジャズピアニストの即興演奏のように奔放に弾く。リズムの緩急、タッチの硬軟、ぼかした中間色から原色をぶちまけたような色彩の乱舞まで、あらゆる表現技法を総動員したまさしくカレイドスコープ(万華鏡)。

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