尼僧物語
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masao | 東京都 | 不明 | 2011年06月26日
オードリー・ヘプバーンは不思議な女優だ。『ローマの休日』では一日だけローマの街中ではめをはずす王女という役どころをしっかりと演じている。確かに王女に見えるのである。『マイ・フェア・レディー』では品のない下町の花売り娘が、社交界の華となるまでを演じるが、それだけには終らない。彼女を指導し教育する教授に対する複雑でコントロールしがたい思慕の思いもたくみに演じてみせる。脚本が良かった。監督が良かった。もちろんそういうことも言えるだろう。だが彼女の女優としての演技の確かさ、職業意識の高さも否めない事実であろう。若いころダンサーとして働きその収益を反ナチズムのパルチザンの運動にささげたというオードリーの社会的な意識の高さがそのまま職業倫理となって、彼女の仕事を貫いているのである。そういう意味でこの『尼僧物語』は彼女の本領を発揮して余りある傑作である。神への真摯な愛と謙譲の心との板ばさみになりひたむきであればあるからこそ、僧衣を脱がなくてはならなくなる尼僧。そんな難しい役どころをオードリー・ヘプバーンは、実に見事に演じきっている。ラストシーン、私服に着替えて修道院を立ち去る(シスター・ルーク)オードリーの姿はどこまでも神聖で崇高なものである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fumi | 神奈川県 | 不明 | 2011年06月18日
長編大作。 厳かな感じが常に響き渡ります。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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