『ベルシャザール王の饗宴』、バレエの情景、行列聖歌、他 セーゲルスタム&トゥルク・フィル
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年11月12日
シベリウスのポピュラーな交響曲や交響詩でなく 劇付随音楽を中心とした曲集 ここでは”ベルシャザール王の饗宴”が取り上げられた ミニマム・ミュージックの先駆けを聞いた思いにとらわれる経験をした がしかしここでの聞き物は前後に置かれた管弦楽曲の数々だ 所謂フィンランドの叙事詩や風土色を前面に押し立てていない曲だ 題名からも特色に乏しくつい忘れられてしまいがちな作品を セーゲルスタムは紹介するを越えてその魅力を美しく伝えている 作曲年代も20代から60代までに渡っている 冒頭の”序曲 ホ長調”は10分を超える堂々たるものだし 次の”バレエの情景”も変化と推進力に溢れた魅力ある作品 劇「鳥の言葉」のために書かれたただ一曲の”結婚行進曲”は王侯貴族の結婚ではなく 北欧の民の簡素だが心温まる結婚式へ向かう道のりに見える風景と人の表情が描写されている ”行列”は軽やかな行進曲 ”行列聖歌”は身を正して歩む趣と心遊ぶに相応しいフィールドが広がっている あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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