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バッハ(1685-1750)

CD 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 五嶋みどり(2CD)

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 五嶋みどり(2CD)

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  • ★★★☆☆ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2016年04月11日

    決してモダン・ヴァイオリニストに詳しくなく、五嶋みどりさんの熱心な聴者でもない自分ですが、これだけ確信を持った音と技巧を奏でられる奏者は、日本はもちろん世界的にもそういないのではないでしょうか。年齢はまだ若くともキャリア的にはすでに30年を越えている彼女は、現在もしかするとヴァイオリニストとしてのキャリアの頂点を迎えつつあるかも知れません。その意味で、これは紛れも無く現代のトップ奏者による無伴奏として遜色ない演奏であると言えるでしょうが、一方でJ.S.Bachのこの曲集の演奏からみた場合、手放しで称賛できない部分もあるようです。確かにモダン・ヴァイオリン奏法を見直した上でヴィブラートを抑制し、ロマン的な音色とフレージングを排除した極めて誠実な音楽作りを実現されており、近年で言えばI.Faustが推し進めた方向性の基に(Faustほど徹底はしていないかも知れませんが)ある演奏として完成しています。しかしながら、曲の様式としてまでBach/バロック音楽として極めているかと言えばそうでない。全体の傾向として、各Sonataはもともと曲の構造がすでにある程度規定されているからでしょうか、あまり違和感なく聴けるのですが、一転各Partitaとなると、各舞曲のリズムと性格が全くバロック音楽特有のそれからどうみても離れており、さらに歴史的根拠の不明な装飾やテンポ変動が頻出するので、どなたかも書いておられますが、とても演奏の見事さを称賛する気分になれません(むしろパガニーニ的?)。もちろん、3番のPartitaなど、モダン・ヴァイオリンの高音でなければ楽しめないような瞬間も多々あるのですが、J.S.Bachの音楽の様式をあくまで忠実に再現する事を最優先した演奏とは考え難いと言うのが、正直な感想です。Bachの音楽の再現には、年齢、肩書きやキャリアなどはむしろ不要、必要なのはBachの音楽構造にあくまで真摯に寄り添うことであることは、だいぶ前にわずか21歳のJ.Fischerの無伴奏を聴いた時痛感しましたが、ひょっとすると五嶋みどりさんは、むしろ最初の無伴奏の録音を待ち過ぎたのかも知れません(無伴奏ヴァイオリン/チェロで2回目の録音の方がイマイチ、という例はあまりに多い)。作曲家に虚心に寄り添うよりも、演奏者としての「我」を抑えきれない瞬間が多々感じられるように思います。日本が世界に誇るトップ奏者としての五嶋みどりさんの演奏としては一級品と思いますが、いちバッハ・ファンとしては(遺憾ながら)あまり親近感を持てない演奏でした。Bachファンでなく、あくまでMidoriファンにお薦めするのが相応しい盤と思います。

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  • ★★★☆☆ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2015年10月10日

    全曲を聴き終えての素直な感想。いいんだけれども、何かが足りなくて感動には至らなかった。ひとつには、楽譜にはない装飾音や旋律を全曲に散りばめてしまっていて、どうも違和感が残る。もうひとつはバッハらしいカチッとした造形感がなく、全体的に早目で柔らかい弾き方で、特に有名なシャコンヌでは相当な抵抗感があった。そんな訳で、期待し過ぎていたせいか、不完全燃焼の感が拭えなかった。

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