シャブリエ:スペイン、ラヴェル:道化師の朝の歌、ドビュッシー:イベリア、マスネ:『ル・シッド』バレエ組曲 ロト&レ・シエクル
検索結果:2件中1件から2件まで表示
-
せごびあ | 愛知県 | 不明 | 2019年08月14日
「道化師の朝の歌」をロトが演奏するとどうなるのだろうと思い聴いてみましたが、薄さだけが目立ちまったく腹が膨れませんでした。全体を通しては比較的シャブリエがよかったが、残念ながら従来アプローチの方が勝っているといえる。質が悪いものではないので☆4。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年02月18日
F.X.ロト&レ・シエクルがライヴで取り上げたフランス音楽の内からスペイン色を持った楽曲を集めた まとめて演奏されたわけではないから出来不出来があるかと思えば そこには貫徹された技量をそそぎこむ集中力と音楽の特色を把握するセンスが働いていた スペインを描きながらも四人の作曲家の個性をも描き出された シャブリエは熱情を推進力として前面に押し出す マスネは明確なイメージを色彩的音色と旋律線によって打ち出す ラヴェルは情緒や情趣を明瞭な音像と常に移ろう音色の妙によって高めていく ドビュッシーは色彩の中に陰影を幾重にも重ねることで輪郭線の曖昧な音形を生かしている 所謂ピリオド演奏だが 19世紀末から20世紀初頭のフランスの楽器とオーケストラがいかなる音を出し当時の先端のフランス音楽を音化していたかを知ることができた 他国では成し得ない音響の妙であり 今となってはフランスですら幻となっているサウンドと音楽なのだ 一度知ってしまったらこの美しさを忘れられようが無い あなたも如何3人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:2件中1件から2件まで表示