『忘れられたロマンス〜リスト、グラズノフ、ヴィエニャフスキ、ヴュータン、コダーイ、他』 タベア・ツィンマーマン、トーマス・ホッペ
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シロクン | 新潟県 | 不明 | 2016年12月29日
だいぶ以前に購入したが、今回HPを見てびっくり、誰もレビューを書いていない。こんな素晴らしい盤についてどうして誰も書かないのか。 まず、ヴィオラのくすんだ憂いのある音色がすばらしい。バスをほうふつするチェロの響きもいいが、このアルバムに聞くようなヴィオラの音もなかなかのもの。ヴィオラのレパートリーにどんなものがあるのかよくわからないので、選曲がどうのこうのは判断できない。そんな理屈は抜きにして音とメロディーに「はまる」ことうけあい。グラズノフとヴュータンのエレジー、コダーイのアダージオなど、短調系の愁いを帯びた楽曲は本当にここでしか聞けない世界。バシュメットのSONYの曲集がヴィオラの多彩な機能美を聞かせるものだとすれば、こちらは情緒的なヴィオラの魅力を伝えるもの。バシュメッとも素晴らしいが、私の愛聴盤はツィマーマンかな。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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