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ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

CD ピアノ協奏曲第3番、第4番 アンスネス、パッパーノ&ロンドン響

ピアノ協奏曲第3番、第4番 アンスネス、パッパーノ&ロンドン響

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  • ★★★★★ 

    井熊  |  静岡県  |  不明  |  2015年07月10日

    ラフマニノフピアノ協奏曲第3番の作品の中でアシュケナージ85年録音盤に並ぶオケ、ピアノ共に最高の演奏、録音のファーストチョイス盤の名盤だと思います。

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  • ★★★★★ 

    CHOPINIST  |  大阪府  |  不明  |  2012年04月07日

    輸入盤の通常CDで聴いています。第3番はとても好きな曲で、多くの録音を聴いてきました。ただ古くてお世辞にも音がいいとは言えないラフマニノフ自身の演奏などは除きますが・・・ホロヴィッツの1978年ニューヨーク・ライヴのほか、ジルベルシュテイン(アバド&BPO)アシュケナージの4度(コンドラシン&モスクワ・フィル、プレヴィン&LSO、オーマンディ&フィラデルフィア管、ハイティンク&COA)、清水和音(アシュケナージ&N響)、そしてティボーデ(アシュケナージ&クリーヴランド管)で、そのなかにはここで比較にもならないようなお蔵入りになってしまったディスクもありますが、私が好きなアシュケナージを含め、アナログ録音完成期から後の演奏はどれを取っても同等に素晴らしい演奏ばかりです。そのなかで、敢えてこの演奏・録音について言及すべき点があるとすれば2点。一つはやはりアンスネスのピアノの美しさ、そしてこの難曲の音符を一つも漏らさないだけでなく、フォルテからピアノまで多彩なコントロールができる技術。他の方も述べておられるように速いテンポで大きな和音を次々に鳴らしていく第3番のカデンツァはまさに聴きもの。楽譜を見たことがあれば、このテンポで弾くのがいかに難しいかおわかりかと思います。二つ目にバックを務めるパッパーノの、アンスネスとの相性の良さとロンドン交響楽団の爆発力。みなさんも触れておられるように、前回のベルリン・フィルを起用した第2番はライヴのためにアンスネスの美音も伝わってこないし、オケとのズレなどが気になって聴く気になれませんでした。一方今回はセッションのため、アンスネスの速めのテンポにパッパーノがしっかりと合わせ、高い技術を誇るロンドン交響楽団を完璧にコントロールすることに成功しています。そしてトゥッティでのオケの爆発力は、さすが映画音楽などの録音を手掛けているだけあるなぁと感じさせられるものです。録音場所はEMIのおなじみ、ロンドンのアビー・ロード。少し響きは少なめですが、ピアノを含めた各楽器の音を明確に捉えています。DECCAのように分離が良ければさらにいいのでしょうが(笑) あと第4番の終盤で入るはずのフルートとクラリネットのメロディが入っていません。これは使用した楽譜の版に書かれていないのか、編集のミスなのかどちらなのでしょうか・・・? どちらにしても今後とも手放すことができない録音になることは間違いないでしょう。

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  • ★★★★★ 

    フルシチョフ  |  東京都  |  不明  |  2012年01月08日

    演奏としては非の打ち所が無い素晴らしいものだと思います。 だた、あまりにもあっけらかんと明るい調子で演奏されるので ラフマニノフに期待するほの暗い情感のようなものがありません。 ジャケット写真のような顔で演奏してもらえると、良かったんですが・・・。 3番の旧録音や1番2番の方が個人的には気に入ってます。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年11月30日

    アンスネス/パッパーノは2005年にBPOをオーケストラ伴奏としてラフマニノフのピアノ協奏曲第1番と第2番を録っていますが、本盤は続く第3番(2009年録音、タイム@16’35A10’43B14’44)、第4番(2010年録音、同@9’36A6’35B8’43)をオーケストラをLSOに持ち替えてのアンスネス39歳、パッパーノ50歳の頃の録音であります。第3番についてメモを入れさせていただきますがアンスネスにはずぅっと若い頃の1995年ベルグンド指揮オスロ・フィルOのバックでのライブ録音(同@16’30A10’23B14’25)で熱っぽい演奏が残っています。本盤の方は演奏タイムこそほぼ同じ様なものですがセッションということでもあり少し雰囲気そのものが違ってはいるようで、アンスネス元々の磨きあげ洗練されたテクニックでこの難曲を透明感高く展開しております。アンスネスのややクールな縦糸とパッパーノのラテン的暖かさの横糸が綾なして行くこの演奏はまぁロシア的憂愁情緒とは程ほどに距離感を置いた処に時としてこの曲に対して持つ煩わしさを軽くしている様に私は感じました。第1楽章での使用される大カデンツァをはじめ適度な重みと正確さに胸のすく思いもしました。中間楽章はほの暗さに漂う前述の冷暖具合が絶妙でありましたし、スポーテイに進んだ最終楽章でのあのいつも?の「ラフマニノフ終止」での力強い〆に最後はため息が・・・。アンスネス、パッパーノの各演奏は勿論私は特にLSOの堅実・確かさを再認識した次第です。第4番の方は未聴ですので★一つ保留させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    フランジパニ  |  神奈川県  |  不明  |  2011年10月19日

    このCDは発売と同時に購入しましたが、先日の来日に3番の生演奏を聴き、やっぱり凄い!!と改めて感じました。私が初めて3番の演奏を聴いたのはラフマニノフ自身の演奏のCDでした。多分20世紀初頭という時代からかこの曲に戦争の臭い(軍隊行進の足音、高揚感、不安感)みたいなものを感じ好きにはなれませんでした。ところがアンスネスが弾くと全く別の曲に聞こえます。アンスネスが言うよう美しい種をまき、大輪を咲かせる素晴らしい曲だなと感じるようになりました。 4番も初めて聴きましたが、アンスネスのピアノの音が一瞬、人の歌声に聞える個所があり、びっくりしました。3番でも何箇所かありますが、ピアノの音が違う楽器の音に聞こえ、オケに溶け込んでいるのでそれがまた凄いです。

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  • ★★★☆☆ 

    ポテトチップス  |  北海道  |  不明  |  2011年02月02日

    アンスネスとパッパーノは良いコンビだと思う。彼らの演奏は録音も実演も同じように演奏する。演奏会に行くと「実演と録音が違うので残念だった」という発言を聞くけど、そのような傾向に抵抗を感じる人にとって、このコンビは良いと思う。アンスネスもパッパーノもそれぞれ複数のホールで聞く機会があったが、彼らの演奏はどこのホールでも録音と同じように演奏している。アンスネスの美音について、最近のアンスネスは音が変わってきている。これは実演でわかった。この録音でもラフマニノフの難曲を端正に隅々まで安定して弾いていますが、いわゆる「アンスネスの美音」を聴きたい人はヴァージンレーベルのショパンのソナタ3番をお薦めします。誉めてばかりのレビューになりましたが、ただし、演奏会ごとの変化を好む種類の人からは異論が出るかもしれません。そこが気になると評価は変わってくると思う。そこだけ注意が必要と思いますので、評価は中庸にしています。

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  • ★★★★★ 

    モローさん  |  大阪府  |  不明  |  2010年11月06日

    ピアノとオーケストラの録音のバランスが非常に良く、両曲の協奏曲としての醍醐味を深く味わうことができる。第3番でのアンスネスの演奏は、旧盤(1995年・ライブ録音)と演奏時間を比較しても大きく変わっておらず、現代的でスマートな表現で、完璧な技術とタッチの軟らかさが相俟って同曲の奥深さを余すことなく聴くことができる。また、今回はセッション録音でもあり、オーケストラの演奏も奥行きのある美しい響きとなっている。第4番もアンスネスの技術と表現力及びオーケストラの緊張感のある演奏によって、曲の素晴らしさを改めて感じさせる優れたものである。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2010年11月03日

    結構モダンな第4番は文句なしに良い。ミケランジェリを凌ぐほどの出来だ。問題はかの「怪物的な」第3番。ピアノは一音も弾き漏らすまいという構えの緻密でデリカシーに富んだ演奏。指揮もオペラ指揮者らしく、オケがピアノをマスクしてしまわないように、周到に気を配っている。ただし、アダージョも必要以上には粘らないし、たいていの演奏者がちょっとテンポを落として「見得を切る」のが普通の、終楽章のクライマックスもイン・テンポのままで大変あっさり。ラフマニノフ節を堪能したいという聴き手からは、もの足りぬという声も出てこよう。バカテク・ピアニストのためのショー・ピースと割り切るならば、同じEMIのガヴリーロフ/ムーティ盤がとことん満足させてくれる。でも、この曲にはそれ以上の「音楽」があると考えるならば、この演奏は面白い。賛否両論、やっぱり好みは割れそうだけどね。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年10月30日

    今を時めく気鋭の指揮者とピアニストどうしの組み合わせ。5年前に録音されたピアノ協奏曲第1番及び第2番も名演であったが、本盤もそれに勝るとも劣らない名演だ。両者のアプローチの特徴を一言で言えば、現代的に洗練された透明感溢れるアプローチと言ったところではないだろうか。ラフマニノフの演奏でよく聴かれるロシア的情緒を強調した民俗色溢れるあくの強さなど、薬にしたくもない。研ぎ澄まされた圧倒的な技量をベースとした透徹したピアニズムを銘とするアンスネスの美音と、それを現代的に洗練された指揮のパッパーノが巧みにサポートするという構図であり、このような切れ味鋭い現代的アプローチは、両曲の中でも第4番の方により相応しいものと言える。第4番には、本盤と似たアプローチで現代的な音のドラマを展開したミケランジェリによる超名演があるが、本盤の演奏も、ミケランジェリ盤に肉薄する名演と高く評価したい。力強い打鍵といささかも情緒には陥らない高踏的な美しさの見事な融合は、同曲が第2番や第3番に劣らぬ傑作であることをあらためて認識させてくれる。他方、第3番も名演とは言えるが、こうした現代的なアプローチが、いささか淡白さを感じさせる箇所が散見され、もう少し情感の豊かさが欲しいという気がしないでもなかった。HQCDによる音質は非常に重厚な芯の通ったもので、鮮明さにも欠けておらず、本名演の価値を高めることに大きく貢献している。

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  • ★★★★★ 

    martin  |  神奈川県  |  不明  |  2010年10月11日

    新たな名盤アンスネスの充実の演奏は素晴らしい! 3番の旧盤でのリズム感溢れた青年らしい実直な演奏も素晴らしい出来だったが、音楽的に成熟しスケールの大きさそしてクリーンなテクニックとともにピアノを充分に底から鳴らし哀愁を帯びた美しい音色で演奏されたこの演奏は本当に見事。特に1楽章のカデンツは白眉だと思う! 4番の終楽章での切れ味のよいリズム感。パッパーノ&ロンドン響も見事な共演振り。こちらはあのミケランジェリ&グラチス盤の名演に並ぶ演奏ではないだろうか? EMI今回は録音良いと思いました。特にベルリンフィルとの1番&2番はアンスネスの音色が良く捉えられておらず、非常にぼけた生温い音造りだったので今回のセッション録音は大正解だったと思います。

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