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ブラームス(1833-1897)

CD ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲 アドルフ・ブッシュ、ミュンヒ&バーゼル管、クレツキ&フランス国立放送管、H.ブッシュ

ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲 アドルフ・ブッシュ、ミュンヒ&バーゼル管、クレツキ&フランス国立放送管、H.ブッシュ

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    Kej7hnk  |  埼玉県  |  不明  |  2015年04月06日

    二重協奏曲がCD1083(M&A/2001年発売)、ヴァイオリン協奏曲がKICC2187(Seven Seas=KING/1991年発売)から以前出ていた録音と同じもの。しかし何ということだろう、ピーター・レイノルズ氏のマスタリングは本当に素晴らしい。両曲ともに1950年頃のライヴで上記の旧盤はノイズの中に遠くから音が聞こえてくる様に感じ、巨匠ブッシュの音を聞き取るには辛いものがあった。年代から当然モノーラルであるが、素晴らしいマスタリングによって聴きごたえ充分のアルバムに生まれ変わった。しかもキング盤では欠落があったのだが、再生技術の進歩かあるいは原盤となる別の素材が見つかったのかライナーにそのことは明かされていないが、欠落なしの完全版で聴けるのはファンには嬉しい限り。当時のキング盤ではブッシュの娘イレーネ(R.ゼルキン妻)の所有するディスクからCD化されていて、そのライナーにはワイヤーレコーディングによったもので、彼女が所有したディスク以外はマスターが存在しないと書かれていた。二重協奏曲についてもおそらくブッシュ兄弟による独奏の協奏曲は唯一の録音で、この貴重な記録が音質改善の上再販されたことは嬉しい限り。今のテクニックパーフェクトがお好きな方の肌には合わないだろうが、ブッシュは音楽の真髄、歌うことをここでも教えてくれる。音楽はただのパフォーマンスではなく表現(瞬間芸術)であることを再認識させてくれるこの演奏は後世に伝え行くべき貴重な遺産で、カタログから消えないことを祈ってやまない。尚、指揮者のハンス・ミュンヒはシャルル・ミュンシュの従兄弟だそうだ。M&A盤では同年の音楽祭からブラームスの六重奏曲Op.18 とメンデルスゾーンのOp.81#3が併録されていた。これらも名演であるが音質が良くないので、今後Guild Historicalから音質改善の上再販されること願う。

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