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レハール(1870-1948)

CD Die Lustige Witwe, Das Land Deslachelns: Ackermann / Po Schwarzkopf

Die Lustige Witwe, Das Land Deslachelns: Ackermann / Po Schwarzkopf

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    タイガー哲  |  東京都  |  不明  |  2013年11月08日

    音楽的にはなんの不足もない。というところがこのCDの欠陥といえば欠陥かな。いずれの歌手も余裕綽々の歌いぶり、シュヴァルツコップなぞ、うますぎることが問題といってよいほどである。聴き物はクンツのダニロ。本来テナーの役回りだが、軽めのバリトン飄々とで歌いこなしている。→  アッカーマンの指揮は他のオペレッタもそうだが、これが正調のウィンナオペレッタといわんばかりの楽しさと美しさをフィルハーモニアのオケから引き出している。 録音はモノラルとしては十全と評価するが、いかんせんセリフのところが全てオンマイクで取られており、劇場的雰囲気を阻害しているのが不満。→  「メリーウィドウ」はぜひ画像入りで見たい。というより劇場へ足を運んで見たい。それでないと真価は分からないといってよい。ウィーンフォルクスオパー日本公演(1982年、第2回来日時)のCDがいつのまにか廃盤になっている。第1回来日(1979)初演は空席だらけだったのが、口コミでその楽しさが伝わり最後は満席続きだったと聞くが、ベートーベンやブラームスを額に皺を寄せて聴くのが音楽鑑賞の王道だといっていた、わけの分かっていない評論家連を、音楽ファンが一挙に乗り越えた瞬間として、私は快哉を叫んだものである。このCDのハンナはイーロッシュ、ダニロがミニッヒというベテラン。本当はもっと若手がやるほうがおもしろいし楽しい。ハンナも私が大阪で見たマルテッィケという人のほうが歌がうまいし、美人で立ち居振る舞いに男心をとろかせるような色気があった。こういうことはオペレッタでは歌のうまさもさることながら重要なのです。バランシエンヌもCDで聴くメラニー・ホリディが確かに美人で力演だったのだが、これも私が聴いたダクマール・コラーという人のほうが一枚上。この人、歌がうまい上に芝居がうまい。それに加えてバレーができる(ホリディもできたのだが)。例のフレンチカンカンなど、アンコールを含めて4回もやる大サービス。あとでこの人が来日当時ウィーン市長夫人だと聞いてビックリした事を思い出す。ウィーンフォルクスオパーの第1回来日のときには、草月ホールで特別コンサートをやっている。これがまたすばらしく(NHKで放映された、どなたかビデオを持っている人はぜひダビングさせていただきたい)、一挙にフォルクスオパーに肩入れをすることになった。→  オペレッタでもう一つ重要なのは、狂言回し。こうもりの牢番フロッシュ、このメリーウィドウでいえばニエグシュ。この役がへたくそだと見れないし聴けない。年季の入ったベテランが必要。→  もう一点オペレッタについて書かせていただくと、メルビッシュ音楽祭の各公演が良いと推薦しておきたい(NHKで毎年放映していたが、最近はやらないようだ、ぜひ復活してほしい)。基本的に若手で実力のある歌手が出演している。毎年違う曲をかけているが、メリーウィドウは少なくとも2回、違うキャストで見ている。私が見たのではカーレスのハンナ(すでにベテランだった)、エーデルマン(オットー・エーデルマンの息子?)のダニロの時が素敵だった。指揮はここ20年ぐらいほとんどルドルフ・ビーブルが振っている。この人80年代初頭のフォルクスオパー日本公演にも同行している。いったい年はいくつになるのだろう、今でも若々しい指揮ぶりだし、歌手を生かすのがうまい。アッカーマンもそうだが、こういう指揮者がいないとオペレッタは成立しないといってよい。メルビッシュの公演記録は、屋外ステージのライブとは思えないすばらしさ。録音はアフレコしたのではないかと思うほどの出来。歌手たちは美男美女がそろっているし歌もうまい。衣装も華麗。ステージのセットも夏の短期公演とは思えないほどに手が込んでいるし、自動車や馬車、船は本物を使っている。オペレッタなんぞと毛嫌いせず、ぜひあなたも一度ご覧になってはいかが。その楽しさにはまること請合います。  →は段落を示します 

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