『ホフマン物語』全曲 小澤征爾&フランス国立管弦楽団、ドミンゴ、グルベローヴァ、他(1986〜89 ステレオ)(2CD)
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2012年12月27日
大好きな『ホフマン物語』。楽しくも残酷なオランピアの幕、暗く哀しいアントニアの幕、美しくもおどろおどろしいジュリエッタの幕、そしてそれらを包み込むルーテル酒場の陽気な風景、どこをとっても魅力的な素晴らしいオペラ。エディションの違いが多々ありますが、これは何版かなあ。よくわかんないけど、魅力的なナンバーは全部入っているし、筋ははっきりしているし、ま、どの版になじんでいても楽しめます。超強力キャストを揃えたこの録音。ドミンゴは再録音。旧録音のボニング盤は私の長年の愛聴盤でまことに楽しく軽やかないいディスク。そこでのドミンゴはまさしく「歌」を聴かせてくれましたが、ここではもっと「芝居」に傾いていますね。そこがいいとも悪いともいえますな。個人的にはもっと歌を聴かせて欲しかったな。声もなんだかあまり美しくない。ヒロインのグルベローヴァもどうですかねえ。オランピアがいかにも彼女向けですが、やや聴かせ場の少ないエディションのせいかあまり心奪うというほどの出来でもないかな。モリスは悪役的な表情がまだまだ。ということで、主役3人に私は少し(かなり?)不満だな。そしてそれは小澤さんのせいではないか、と思ったりもします。基本的に生真面目に取り組んでいるのですが、それが劇としての起伏をうまく生んでくれません。煽ったり急がせたり、テンポの緩急や各声部のバランス調整などでドラマを盛り上げるとかしてくれた方がいいですよね。オケの細かい動きがこれほど良く分かる『ホフマン』も珍しいのですが、それがオペラとしての面白さに結びつかないのだなあ〜。歌手もそういう姿勢につきあって、トータル、生真面目一本の印象が強いです。残念だなあ。なお、データでは録音は3年間にまたがっていまして、部分的な録り直しも含めてなのでしょうけれど、ま、なんかその辺のところも関係あるのかねぇ。なお、90年代のメトでの『ホフマン』が、演出も含めて、ドミンゴが圧倒的なステージだったそうです。それ発売されませんかねえ。期待します。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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オペラかじり虫 | 兵庫県 | 不明 | 2009年04月26日
知らぬとはいいながら、オザワ・オペラを不当に聞き逃していたことを反省しています。これは素晴らしい録音だ! ドミンゴの輝かしさ、グルベローヴァの迫力――中でも、アントニア! マエストロはいささか歌付きシンフォニーの感ありですが、プロローグから、そのノリに脱帽です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レインボー | 不明 | 2009年04月10日
小澤さんは個人的に苦手な物が多いが、これとフランス管弦楽曲集はお気に入りだ。 フランスの薫りと切れ味のある演奏でここ20年の録音では間違いなくナンバーワンの演奏だろう。 国内盤は歌詞対訳がついておらず、トラックリストと作曲者と指揮者、歌手の解説がついているのみである。 所でこのオペラはたくさんの版があるが、この録音に使われた楽譜は何版なのだろう? ライナーには書いてなかったが・・・0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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オランダ船のリゴレット | 大阪 | 不明 | 2008年03月19日
理知的ながらも切れ味ある演奏。明快な現代性を出しながらフランス的香りもする。小澤さんとフランス物って合うのかな?それともフラ管と相性いいのか?そしてグルベローヴァとドミンゴの対決が各幕ごとにあるのは貴重かも。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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