シベリウス:交響曲第2番、エルガー:交響曲第2番、ハイドン:交響曲第92番 バルビローリ&ボストン響(1964 ステレオ)(2CD)
商品ユーザレビュー
-
(0 件)
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
広島のパヴァンヌ | 広島県 | 不明 | 2015年06月18日
ボストンso.の確かな演奏力もあって演奏は3曲とも大変素晴らしく,1964年のバルビの充実ぶりをSTEREO録音で味わえます。問題は音質。ハイドンとシベリウスはテープヒスが目立つふやけた音のため調整が必要で,シベ2はEQで250〜500Hzを6dB絞ればかなり改善されるようです。マイクはある程度の水準で音を捕らえているので,もっとよい音になるはず。せっかくの名演,丁寧な復刻をお願いしたい。シベ2は66年EMI盤よりもやや速めのテンポで全曲およそ43分,よりストレートな感動が伝わります。バルビによる熱い熱いシベリウスに,こらえきれなかった聴衆はフライング気味の盛大な拍手で応えています。エルガーもバルビの自在な解釈は並外れた説得力を持ち,あらゆる場面での深い意味づけはあたかも音の絵巻物を見るかの如きです。この演奏,聴き手を夢の世界へと誘ってくれる事は間違いありません。これで音質が良ければ…。本盤と同レベルの音質で満点献上レビューを見かけますが,音質の分だけあえて1点減点。それはシベ2が1969年ケルン放送so.盤が録音演奏とも大変素晴らしいので,それと同格にしにくいためもあります。しかし演奏自体はまぎれもない魂のこもった名演。EQを使えるバルビファンは是非購入すべし!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示