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ヴェルディ(1813-1901)

SACD 『リゴレット』全曲 セラフィン&スカラ座、ゴッビ、カラス、ディ・ステーファノ、他(1955 モノラル)(2SACD)

『リゴレット』全曲 セラフィン&スカラ座、ゴッビ、カラス、ディ・ステーファノ、他(1955 モノラル)(2SACD)

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    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2015年06月19日

    はじめのうちゴッビが少し一本調子に感じられた。 特に第1幕第2景でのリゴレットとジョヴァンニのやり取りでお互いの話の内容を聞く前に反応して歌っているようで違和感があった。 しかし第2幕になってジルダが慰みものにされたと知った後に父親としてマントヴァ公爵に訴えかけるあたりからが素晴らしい。

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    JCS  |  神奈川県  |  不明  |  2015年04月18日

    高校生の時初めて買つたイタリア・オペラの全曲盤。すみずみまで何度も聴いたが、今考へてみると、オペラとして楽しんでゐたかどうかは、まつたく疑問。なにせ一番心動いてゐた箇所は、独奏チェロの伴奏の場面、リゴレットとスパラフチーレの出会ひなんだから。ドイツ音楽にはなかつた、別の生命に感動してゐた。スカラ座の演奏か、と聴き入つてゐました。  その後パヴァロッティの初の日本登場、NHKが招いた公演で、さうかテノールとはかういふものなのかを経験した。上野の文化会館でホールがオレンジ色の空気で染まり、一杯に溢れてきました。指揮のマタチッチは固くて鈍重でまつたく良く無かつたこと(初めて指揮した、と聞いた。)それから、日本オペラ受容史に載るのではないかと思ひますが、女心の歌のあと、何と舞台に駆けあがつたファンがゐた、花束を持つて!拍手は当然ハッとして一瞬静まる。トランプ・カードを空に投げ捨て見得を切つてゐるパヴァロッティは困りますよね、どうしようかと思つてゐるのがよく分かつた。結局無視したのですが、横目で見ながら。マタチッチが指揮を始めて、舞台の破局とはなりませんでした。しかし、スゴイことですよね。バーンスタインの公演で失神した人がゐたといふのと双璧か。  閑話休題。  その後この演奏をCDでも勿論聴きましたが、音楽が寸詰まり。昔のLPの記憶に比べ、狭くて小さな音楽で聴いてゐて窮屈、苦しくなつてしまふ。だからくり返し聴く気が起きなかつた。  さて、SACDは偉大です!まずステファノの声が甘美にして瑞々しい。なるほどさういふテノールだつたのか、と良く分りました。カラスは、ジルダ役には合はない。それがミミやアミーナでの場合との違ひは、主役ではないからだと思ふ。しかし合はなくても、聴くこちらの胸はときめく。意識的なんだらうに、人間の声、魂の叫びに沿つた声の自然だからなんだと思ふ。意識(言葉)と自然、はてはこの世とあの世の、両方への集中。大演奏家たる所以。それとゴッビ!そのスパラフチーレとの二重唱。己へのつぶやきと相手への語りとの違ひが、これほどよく分るものかと思ひました。声も実に美しい。そしてオケもさう。素晴しい。  もし短所があるとしたら、長年聴いて来た者としての感想ですが、キチンと立派に出来上がつてゐるところではないでせうか。ご存知のやうに、過激な悲劇なわけですが、破局の感じがスタジオでは出せない、といふ当たり前のことでせうか。そんな破局にいつも触れてゐたい訳ではまつたくなくて、では、何なんだらうと自分に問ふわけです。

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    WE555  |  愛知県  |  不明  |  2010年07月05日

    モノラル期の録音ですが、この時こそが、カラス、ディ・ステファノとゴッビそれぞれのまさに絶頂期。カラスの声に輝きがあり、ディ・ステファノの声も明るく伸びがあり、柔らかく力強い。さらにリゴレット役のゴッビの性格表現には迫真力があります。2幕のリゴレットのレシタティーボとアリアのすばらしい歌唱は他の歌手では聞いたことがありません。バスティアニーニが歌ったリゴレットもすばらしく私は好きですが、ゴッビの力強いあじわいのある歌唱のほうに魅力を感じます。セラフィンの指揮はいつもながらしっかりとしています。録音は鮮明、高中低音のバランス良く、モノラルの芯のある力強い音を楽しめます。演奏内容重視の方にはお勧めします。

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