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リムスキー=コルサコフ (1844-1908)

CD リムスキー=コルサコフ:シェエラザード、チャイコフスキー:イタリア奇想曲、1812年 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル

リムスキー=コルサコフ:シェエラザード、チャイコフスキー:イタリア奇想曲、1812年 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル

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    酒を愛する老人  |  北海道  |  不明  |  2022年05月06日

    豪華絢爛。一大スペクタルの絵巻物。お見事です。出だしのシュヴァルベの豊満な音色に打ちのめさせられ、あっという間に引き込まれてしまった。繊細な音色も魅力的。オーケストラの上手さは神業だ。フィナーレのトロンボーンでは背中がゾクゾク。これ以上のシェエラザードがあったら教えてほしい。やっぱりカラヤンは60年代がいいなぁ。イタリア奇想曲や1812年も素晴らしい。

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    ゴマサバ  |  神奈川県  |  不明  |  2016年04月26日

    冒頭から低音弦を効かせた王の主題に圧倒された後、シュヴァルベの美音が奏でるシェエラザードの主題にクラクラしてしまう。ハープもまた美しい。しかし更にすごいのは「海とシンドバッドの冒険」で、音をギリギリまで引き延ばすカラヤンならでが解釈がすさまじいまでの推進力を生んでいる。まさに大波小波をかき分けて進むシンドバッドの船を彷彿とさせる。3楽章の主題を奏でる弦楽器や合いの手に入る木管、ホルンが惚れ惚れするような音色を奏でれば、後半の劇的高揚もみごと。ちょっとだけ聴こうとおもってCDをかけると45分の大曲にもかかわらず最後まで聞き入ってしまう、そんな演奏です。それにしてもリムスキー=コルサコフはこうも甘く美しくも悲しげな旋律を次から次へと思いついたのだろうか。楽曲も演奏も神がかっているとしか言いようがないです。 余白に入っている「1812年」も文句なしのベスト演奏と思います。デジタル録音が始まった頃の大砲の効果を売りにした演奏とは一線を画していて、小太鼓のロール一つとっても表情が豊か。曲全体のドラマ作りは「戦争映画」を見ているようです。 カラヤンとベルリンフィルのすごさがよく分かる1枚です。

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    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  2013年11月15日

    カラヤンが残した録音の中で最もカラヤンらしい録音なのではないでしょうか? 力強いシャリアール王の主題は、カラヤンご自慢の低弦軍団に支えられた重厚な金管和声。 そしてこれまたカラヤンご自慢のMシュヴァルベによって美しく謳いあげられるシェエラザードの主題。 出だしの5分を聴いただけですっかりこのカラヤンワールドに引き込まれてしまいます。 物語性を重視した構成は、まるで各主題を楽劇での動機のように捉え、そしてそこで展開される音楽は常にシェエラザードによって語られていることを私達に意識させているかのようです。 つまり、カラヤンはこのシェエラザードを声無き楽劇として演奏しているのです。 幻想交響曲同様、このような標題音楽を演奏させるとカラヤンは上手い! 美しさと豪華さ、そして構成力においてこの盤に太刀打ちできる演奏は無いでしょう。 お勧め度★★★★★★(とくに初めて聴く方に)

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    Tan2  |  神奈川県  |  不明  |  2013年01月20日

     先ごろ亡くなったミシェル・シュヴァルベがソロを弾いた、この曲随一の名盤ですね。管弦楽法の達人と言われながら、自身の管弦楽作品はこの曲とスペイン奇想曲程度しか演奏されない作曲家ですが、管弦楽法の達人との名声を十分に納得させる演奏です。第4楽章のテンポの変化のさせ方など、最近のゲルギエフや小澤などと比べると「古風」な方に属しますが(最近のものの方が楽譜に忠実)、こういう演奏の方が風格があって音楽にはマッチしていると納得させられます(ロストロポーヴィチやコンドラシンも「古風」な方)。この曲の最右翼のリファレンス演奏として、持っていて良いと思います。

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    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2012年11月20日

    当時 ベルリンフィルはこんなに優れたオケだったと堪能できる貴重な1枚。シェエラザードはこれだけあれば充分。1812年 カラヤンと ドン・コサック合唱団の接点がとても気になる。ドン・コサック合唱団は健在だが40年以上前にこの巨匠と関わったという事実はこの録音だけに残されたものではないだろうか。録音に関するエピソードなど目にしたことがない・・ 私は後半のファンファーレ 合唱を起用しなかったことがいつまでも名盤でいられた理由だと思う。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月07日

    本盤におさめられたR・コルサコフによる交響組曲「シェエラザード」の演奏は、カラヤンによる唯一の録音である。カラヤンは、同じロシア5人組のムソルグスキーによる組曲「展覧会の絵」やチャイコフスキーによる三大バレエ音楽の組曲を何度も録音していることに鑑みれば、実に意外なことであると言えるであろう。その理由はいろいろと考えられるが、何よりもカラヤン自身が本演奏の出来に十分に満足していたからではないだろうか。それくらい、本演奏は、正にカラヤンのカラヤンによるカラヤンのための演奏になっていると言えるだろう。本演奏は1960年代後半のスタジオ録音であるが、これはカラヤン&ベルリン・フィルの全盛時代に相当している。ベルリン・フィルにとってもあまたのスタープレイヤーを擁した黄金時代であり、健康状態にも殆ど不安がなかったカラヤンによる圧倒的な統率の下、凄みのある演奏を繰り広げていた。鉄壁のアンサンブル、金管楽器のブリリアントな響き、木管楽器の超絶的な技量、肉厚の弦楽合奏、雷鳴のようなティンパニの轟き(もっとも、この時はフルトヴェングラー派のテーリヒェンが演奏していたが)などを駆使しつつ、これに流麗なレガートを施したいわゆるカラヤンサウンドとも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していたと言える。こうしたカラヤンサウンドは、本演奏においても健在であり、おそらくはこれ以上は求め得ないようなオーケストラの極致とも言うべき演奏に仕上がっていると言える。加えて、当時世界最高のコンサートマスターと称されたシュヴァルベによるヴァイオリンソロの美しさは、抗し難い魅力に満ち溢れており、本演奏に華を添えていることを忘れてはならない。また、オペラを得意としたカラヤンならではの演出巧者ぶりは同曲でも存分に発揮されており、各組曲の描き分けは心憎いばかりの巧さを誇っていると言える。このような諸点を総合的に勘案すれば、本演奏は非の打ちどころがない名演と評価し得るところであり、カラヤンとしてもこの名演を凌駕する演奏を行うことは困難であることを十分に自覚していたのではないかとさえ考えられるところだ。併録のイタリア奇想曲や大序曲「1812年」も、カラヤン唯一の録音であるが、これまた全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏の凄さを感じることが可能な素晴らしい名演だ。カラヤンは、大序曲「1812年」において、冒頭にロシア正教による合唱を付加している。さらに終結部にも付加すればより効果的であったのではないかとも思われるが(デイヴィスやマゼールなどの演奏に例あり)、十分に堪能できる名演であり文句は言えまい。

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    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2011年05月02日

    再録音をするカラヤンの唯一の「シェヘラザード」、興味がないか、再録の必要なし完璧と感じたかのどちらかだろうか。非常に美しく、カラヤン美学の真骨頂ではないだろうか。ゲルギエフやロストロポービッチのような土臭さはない。カラヤンの残した録音の傑作の一つだと思う。1812年も古い録音にはなったが、合唱の導入やドラマティクな構成など、この曲のベストかと思う。このような序曲もの、小品は、カラヤンは上手い!カラヤンは表面的だとか、精神的ではないとか、言われるが、この演奏には、ケチを付けられないのではないだろうか。濃厚な演奏。

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年07月31日

    カラヤンには珍しくあまり録音回数が多くない(ひょつして唯一?)「シェエラザード」は本盤1967年収録のものです。演奏タイムとしては@9’58A12’49B10’41C13’00と私の感覚ではたっぷり目、演奏も実に豪華というかシュヴァルベのヴァイオリン・ソロも含めてBPOがカラヤン・カラーになって行く吸いつくような官能的粘っこさは聴き物と思います・・・物語風は決して飽きさせません。第1楽章、レガート気味にピチカートによる波に乗ってスマートに音が流れて行きます。夢心地の内にも次第に高揚して押しの強さも・・・。第2楽章はハープをバックにヴァイオリンが艶っぽさを強調します。ボソボソと主題を管楽器が奏でそれを弦へバトンタッチ、チェロの思い入れたっぷりさにも脱帽!やがて急転回して攻め挙げが始まりますが一時ややオーケストラの薄っぺらかった対応もテーマの再現頃から様々な楽器の活躍で見事なクライマックスに繋がります。第3楽章穏やかにスタートし又またヴァイオリン・ソロの美しさが味わえます。オーケストラ全奏の節回しはカラヤン節なのでししょうか。最終楽章リアルなピチカートに乗ってテンポ自体アップして行き主題が音の洪水の如く・・・本当にBPOはよく鳴っています。〆は静かに官能的な雰囲気を残しながら低音弦がその準備をして行きます。「イタリア奇想曲」(1966年録音タイム16’58)も底からのイタリア風ではありませんが次から次へ現れる親しみ易い旋律展開は全くカラヤン向きではないでしょうか。「1812年」はマァ曲が曲だけにあんなものでしょう。しかし本盤楽しめる点で最高ランクにしておきたいのです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    あんぱん  |  京都府  |  不明  |  2009年06月24日

    やはりカラヤンの全盛期は60年代だと思うのです。 この若々しさとBPOとの息の合い具合は最高ですね。 絶妙なコントロールと痛快な演出で、圧倒されます。 他の方も書かれているとおり、静かな部分と派手な部分の幅と対比が素晴らしい! ソロの艶やかさと幽玄さの入り混じった絶妙具合といい、エキゾチックなこの曲の魅力を最大限に発揮しております。個人的には3楽章がイチオシ。 正直、この音源聴くまでは興味もなかった曲でしたが、これで目覚めましたね。 そして、この音源とカップリングの音源は、複数のCDになっておりますが、この盤ではあの最高傑作の1812が聴けます! あんまりいい言い方ではないかも知れませんが、カラヤンはこういうあんまり中身のない曲が本当の十八番ですね。1812のド派手さと、快活さは天下一品。ほかにある大砲を意識しすぎた汚らしい演奏ではなく、あくまでも流れや空気を乱さない見事なバランス。それでいて迫力を失わないこの音響はすごいです。 冒頭の合唱は、オケが派手すぎて相対的につまらなくなってしまっていますが…。 カラヤン版の1812未聴の方は、国内盤ではなく、ぜひこちらを。

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    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2005年10月02日

    いかにもカラヤンBPOの演奏。大方の期待と予想を見事に裏切りません。しかし、他の演奏と違う点。「シェーラザード」の2楽章のラスト!本当のピアニシモからfffに急激に盛り上がるところ。ここは身震いして震撼します。カラヤン恐るべし。再録の必要なし!の名演です。

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