『カルメン』全曲 ライナー&RCAビクター管、スティーヴンズ、ピアース、他(1951 モノラル)(3CD)
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2014年09月17日
ライナー&スティーヴンズの「カルメン」は同じソニーから52年のメト・ライヴが出ているが、出来栄えは断然このスタジオ録音のほうだ。スティーヴンズは美人歌手として有名だったが、声量はさほどなかった人のようで、ライヴでは声を張り上げオーバーな表情付けが鼻につき、ライナーのテンポについていけない失態もあった。スタジオ盤ではそんなことはなく、妖艶な歌唱を楽しめる。他の配役も強力で、アルバネーゼのミカエラ、メリルのエスカミーリョは全く素晴らしい。ライナーの引き締まった指揮も抜群であり、音質もよく、今尚「カルメン」の名盤として古びていない。なお、第4幕への前奏曲でプロヴァンス太鼓が使われていたり、グランド・オペラ形式上演としてバレエ音楽が挿入され、そこに「アルルの女」のファランドールが出てきたりという珍しい改変がある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒストリカル・コレクター | 千葉県 | 不明 | 2011年08月12日
ほぼ同じキャストでRCA盤があり、それも名演だったが、これはそれに実演の迫力が加わり、一層凄い。メトでのライナーの演奏には外れ無し!!どれも凄い演奏です。スティーブンスも日本では評価・人気今一ですが、メトで愛された理由が良く分かります。このカルメンは、まさに典型的(?)なカルメン。カラスの様な目新しさはありませんが、私にとって思い描く通りのカルメンで安心して聴けます。何より、WALHALLのメト・シリーズは、異常に音質が良い!!これが52年の録音とは、とても思えません。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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