ブラームス:交響曲第1番、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 クリップス&ウィーン・フィル
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くまたろ | 東京都 | 不明 | 2017年02月12日
力演。オケの響きも充実していて、満足を得られる。多くの人に薦めることのできる名演だと思う。しかし、この時期になされた各種名盤の中ではやや安全運転な気がした。もちろん、この辺りは聴き手の好みによる面が大きいだろう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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広島のパヴァンヌ | 広島県 | 不明 | 2014年11月07日
クリップスファンなら本盤は手に入れるべきでしょう。既出盤は音が薄くて感銘を受けにくかったですが、このCDはある程度音質改善して音に厚みを増しており、クリップスがガツンと来るブラームスを演っているのがよく分かります。ブラームスでのクリップスは、テンポを緩めて含みをもたせるなどには目もくれず、テンポを詰めてどんどん食い込んでくる剛直なブラームスを描きます。黄金の響きのVPOはいつもどおりの美しさですが、管楽器、弦楽器の作る起伏は大きく、VPOではよくあるゆったり安定とは無縁の、アグレッシブなブラ1になっています。特に15分47秒の第4楽章ではかなりの推進力で一気にクライマックスへと畳み込みます。VPOが同時期録音したクーベリック盤やカラヤン盤とはある意味対極の傾向があるところが面白いところです。ただ、1950年代のデッカの録音特有の、中抜け低域ブースト(この録音は100Hzあたりがブースとしている)の傾向が残っており、マスタリング時の調整をしてもらいたいものです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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