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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第5番 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル(平林直哉復刻)

交響曲第5番 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル(平林直哉復刻)

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年07月16日

    LP時代によく聴いた 子どもの頃だ 版も何も分かっていなかった ブルックナーへの憧憬をいや増す演奏だった 批判精神をもって久しぶりに聴いてみた 第一楽章はAgagioとAllegroが交替して進行する曲だが クナッパーツブッシュはModeratoを貫く しかしAlla breveも疎かにしない 練習記号Pからテンポを落とすAndanteといったところか 同UでA Tempoする デュナーミクも含めて改訂版の指示にも正確には従っていない 第二楽章は2/2のAdagioを完璧なテンポで奏する 三連符が推進力になって実際はAndanteに聞こえるブルックナーのアイディアを汲んでいる 昔も今も練習記号G からの落涙を禁じえない 同Hからの4/4もテンポを変えることなく高揚する見事さに感動する 第三楽章は小気味良い 幾度なく挟まるlangsamerも極端にテンポを落とさず accelerandoの指示を巧みに生かして流れの勢いを止めない TrioはAndantinoで軽やかなのも好い 改訂版なのでda capoするとScherzoはすぐ終わってしまう もの凄い省略だ 第四楽章は大幅に書き換えられていて 後半はパラフレーズが甚だしく別の曲と言うべきだ クナッパーツブッシュから学ぶことは多い 第三楽章のトリオまでは理想とすべき演奏だ わたしはここから指揮者の呼吸法を学んだ  

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    Albertine Simonet  |  和歌山県  |  不明  |  2017年04月23日

    「シャルク改訂版」大好き! 『改悪版だ』、『正統派ではない』、『ブルックナーは、須く、ノヴァック博士版か、ハース博士版で聴くべし』、『改訂版を聴くなんて邪道だ』etc... この手の、『ブルックナー半可通共』の「説教」は聞き飽きました。 音楽を聴く、それも指揮者に依って「解釈の違い」が楽しめるクラシックを聴くのに、そのような「理屈」は一切不要だと思います。 また、「再現芸術」たるクラシック音楽は、自分が聴いて『この解釈での演奏が気に入った。大好き!』そう思う事が出来れば、それで充分なのです。 この世にも稀なる美しい音楽が、フィナーレ部分でブラスバンドの「別働隊」も加わって『神の栄光』を讃える盛り上がりこそが、この「第5交響曲」を聴く『醍醐味』であると私は思うのです。 来たる2017年5月19日に、かの怪演指揮者・ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーが、たった一晩、この『ブルックナーの交響曲第5番』を『シャルク改訂版』で演奏する為に来日します。 勿論、聴きに行きます。 ところで、このクナ・ウィーンフィル版は、レコード、国内盤CD、デッカ・オリジナル・リマスタリングCDと聴き続けて遂にこの「復刻版」に辿り着きました。 この『音』。特に第一楽章の第二主題がppになる箇所の美しさは、正に「筆舌に尽くしがたい」と私は思うのです。 「クナの何と言う『繊細さ』そして『優しさ』が溢れているのだろうか」と。 鑑賞者に依って『好き・嫌い』の在る事なので、強いてこの復刻CDを聴くべしと迄は申し上げません。 ただ『改訂版』である事が、聴かない理由なのだとしたら、その人は人生に於いて、『美しいもの』を体験する機会を失う事になるのではないでしょうか?

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2014年06月05日

    この盤自体は持っていないので大きなことは言えないが、他の盤で2枚も持っているので、あえて書かせていただこう。さぞや素晴らしい音になっているのだろう、と思う。しかし、小生はSACDの専用再生機器等を持っていないこともあり、音については言う資格がない。演奏は確かに当時はやや軽く聴こえたが、内容はいまだに世界一と思う。これと1959年のミュンヘンでのライブ(音の悪さはみなさん御存じの通り、「定評」がある!)を聴けるだけで満足だ。世間の悪評高い、フィナーレの打楽器追加も、小生には大満足だ。この2枚に比べると、マタチッチの部分的改訂版など、迫力はあるもののもの足りない。特に「シャルク改訂版」として出たボトスタイン/LPO盤など、ただ速いだけでクナとのあまりの出来の違いに辟易させられたものだ。こういった演奏で聴くとこの改訂版の欠点のみが強調されるが、クナのものは当然別格の出来だ。原典版を聴き慣れた方々には悪いが、楽譜も読めない小生にはどこと言っていいのかわからないが、フィナーレの大体12〜13分あたりのエピソードと、エンディングのトライアングル・シンバル等の追加の素晴らしさはこの指揮者にして可能だったとしか言えない。ミュンヘン盤ではさらにティンパニ奏者のド迫力の強打も最高である。チェリの超遅い演奏も確かに聴く価値はあるが、やはり当時の聴衆にはあまりに長すぎたのだろう、指揮者としてのシャルク等によるカットや打楽器追加はそういった時代背景を考慮すれば許されるのではないか?こと5番に関してはこう思わざるを得ない。もっと他の指揮者もこうした楽譜を使用した録音を残してほしい、と思うのは小生だけだろうか?もう少し安くなればぜひ欲しいものだ。ちなみに小生、このCDを復刻された平林氏の参加した日大管の宇野氏の振ったブル4番と9番(グランドスラムレーベル)を安く入手して持っているが、これらは改訂版ではなかったことだけを記しておこう。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2014年02月01日

    ハース版かノヴァーク版で聴くのが一般的なブルックナーだが、クナッパーツブッシュはシャルク版だ。“改竄版”とも言われ、ブルックナー指揮者として高名なヴァントをして「メンデルスゾーンとワーグナーの合いの子のようで、興醒めする」と言わしめるほどの問題作だが、クナッパーツブッシュの手にかかると、そんなことなどどうでもいいと思えるから不思議だ。勿論、ブルックナーにイメージされる神秘性とか幽玄なる雰囲気などは望むべくもなく、一般的にはヴァント、コアなファンにはチェリビダッケを薦めるが、ブルックナーに付き纏う固定観念を逸脱したところで音楽を楽しもうとする向きには好適であろう。弦楽器がオクターブ上がったり、リズムパターンが変だったり、展開部がバッサリ省かれたり、挙げ句クライマックスで打楽器がドンチャン騒ぎして大見得を切ったり凄いことになるが、クナッパーツブッシュの息遣いの深さが、一歩間違うと下世話になりかねないところを堂々たる演奏に昇華している。録音も年代離れした優秀なもので、改竄版ならではの面白い音響をいい意味で助長させている。

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  • ★★★★★ 

    endless odyssey  |  大阪府  |  不明  |  2012年01月18日

     ユニバーサルの、SHMやルビジウムカッティングなどのややこしい盤を聴くよりも、このオープンリール復刻盤の方が、テープノイズは大きめですが、素直に当時のウィーン・フィルの音色が楽しめます。低音も十分に出ています。  この演奏、改訂版であることが不評の原因になっているようですが、私はそんなに悪くはないと思います。原典版の重厚な演奏は、また別の指揮者で聴けばいいだけのことなのです。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  2010年06月04日

    今までのCDとは傾向の違う音質で楽しめる。モヤモヤしていたKing、鮮明だが線の細い感じのオリジナルと比べると太々として豊かな音だ。第2楽章の遅すぎない快適なテンポ!これ以上遅いと音楽の形が見えてこないと思う。シューリヒト盤を初めて聴いた時に感じた、第2楽章への「違和感」。それは音楽の要求しているテンポのほとんど倍も遅いという「不自然さ」だったのだ、と今は確信している。24分もかかるチェリビダッケ盤は、もはや異次元の演奏だ。凄いが。解説にもあったが、録音会場に響いていたであろう音楽を一番想像しやすい盤だと思った。

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年05月30日

    私がクナッパーブッシュ/VPOによるブルックナー第5交響曲を知ったのはクナッパーブッシュ唯一のステレオ録音(1956年)LP盤です。LP1.5枚つまり二枚目の裏面は全くノッペリのLPでした(LP演奏タイムは@18’53A13’24B9’34C18’53)。さて、演奏はクナッパーブッシュが原典版を使わない方針なのかこの第5番もあれこれ特に第4楽章に加減の手が入れられた版を採用してカトリック的世界を再現していますがそのスケール感は少し私には大げさにも思われました(その最終楽章の結びへかけては確かに凄い化け物的演奏で決して現在の並みの演奏者からは聴けないものではありますが・・・)。曲自体私個人として大変好きな第4番と第6番に挟まれたやや中途半端なイメージがつきまとっていてその割りに単調な大風呂敷的演奏が更に足を引っ張ったのでした。ブルックナーの交響曲の中では比較的「クセ」のある曲目だけに・・・その曲のストーリー性に説得力が私には弱いとも思われその扱いも指揮者の料理腕次第でクナッパーブッシュと言えどやや及ばない未消化な処もあるようでそれは当時の録音条件から来る要因もあるのでしょう(クナッパーブッシュの第5交響曲はMPOを振った1959年ライブ盤も別に何種類か出ており確か最近も・・・)。本盤は平林氏の手になる復刻盤で演奏タイムは@19’02A13’33B9’43C18’53と一応なっています。平林氏のいつも熱心な姿勢には敬意を表しますが私のこの曲への好み中心でOKランクに当面させて下さい。スミマセン! (タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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