リヒャルト・シュトラウス 鳴り響く落日
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オペラかじり虫 | 兵庫県 | 不明 | 2014年05月19日
何という内容豊かな、そして読み物としても面白い評伝でしょうか。ただ単に知識の羅列ではありません。著者の視点が、全方位的に大作曲家の実像を描くことに徹しており、作品の分析と的を射た評価に基づいて、これ一冊あればR・シュトラウスの作品理解に威力を発揮するものです。巷間臆面も無く伝えられている夫人の悪妻説の愚かさや作曲家自身の金銭感覚のあり方についての見かたなど、教えられることもこの本の強みです。オペラについても、限られた作品に絞らず、全作品の粗筋を紹介し、的確に評価。管弦楽作品についても、その構成の詳述、鑑賞の手引きとしても役立つものです。これからこの大家の作品を聴こうとされる向きはもちろんのこと、邦訳された評伝に満足されていない人にも、ぜひ一読をお奨めします。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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