アニー・フィッシャー、NHK交響楽団ライヴ集(シューマン:ピアノ協奏曲、他)(1983−87)(2CD)
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北の火薬庫 | 北海道 | 不明 | 2017年06月22日
Hi Quality CDではない通常CDでの感想です。 アニー・フィッシャーは、女性で小柄にも関わらず強鍵の持ち主としてEMIを中心とした録音があります。またベートーヴェンのソナタに関しては金字塔の持ち主ですので、このライブ録音は期待の高まるものです。 期待と異なり、全体としては、本人のやる気はあるものの「痛々しいミスタッチ」が散見されており強靭な女史のイメージから離れてしまいます。過去の音源を超えるものは見当たりません。オケの問題よりピアノ自身の問題が多いと思います。Hi Quality CD化されても音には大きな変化を与えることはないと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Wilhelm.F | 東京都 | 不明 | 2015年05月23日
すべてがたどたどしく怒りすら湧くほどの低水準。 好意的なレビューが多いのは親日家だったからなのだろう。 シューマンはオケが合わせるのが至難な曲だが、千鳥足のような独奏にN響が四苦八苦している様が痛々しい。 ベートーヴェンはピアノ・ソナタ全集が好評なわりに落胆させる演奏。 モーツァルトとは言い難い演奏。 どの曲もまともではない。 よって星一つ。 この人は年齢を重ねるにつれ衰えていったのだということを強く印象づけるディスクだ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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けむんぱす | 茨城県 | 不明 | 2014年04月10日
私には、まずは、K.482。この日の演奏はかつてNHK教育テレビで放映され、たまたま録画した終楽章だけのモノクロ3倍速映像を永年繰り返し楽しんできました。実に生き生きとした、心躍るフィナーレ。今になって、全曲演奏を聴けるとは夢のようです。手許にA.フィッシャーのより若い頃のこの曲の演奏が3種類ありますが、このN響との演奏には、このピアニストのいっそうの円熟と、磨きぬかれたみずみずしい感性を感じます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kadoshin | 東京都 | 不明 | 2014年04月01日
従来のこのNHK交響楽団シリーズの録音と違い、ややオンマイク気味でノイズもあまり取り除いていない臨場感のある音質です。好みは分かれるかもしれませんが、FMっぽくて私は好きです。 アニー・フィッシャーは通好みのピアニストだと思いますが、この3曲はどれも素晴らしい演奏です。3曲とももっと若い時期にスタジオ録音を残していますが、ライブらしい感興の高まり、録音の良さの面でこのディスクを取り出すことが多くなりそうです。 クレンペラーとの録音で知られるシューマンは、ライブらしい感興の高まりと技巧の素晴らしさで聴かせます。ぺリックの指揮はN響の音ともどもやや雑で固さが残る感じがちょっと残念。 これもスタジオ録音のあるモーツァルト(スタジオ録音の指揮者はサヴァリッシュでしたか記憶があいまいです)は、アシュケナージやペライアに代表される珠を転がすようなピアノとは正反対に、粒立ちのはっきりした音で重厚さもあり、ベートーヴェン風の威容を感じさせます。ライトナーのきめ細かな指揮はさすが。N響も実に瑞々しい演奏を聴かせます。 ベートーヴェンはフリッチャイとの録音が有名。これは今回の3曲の中では一番新しい録音ということもあり、やや技術的に綻びが見られます。しかし、キレのある音、推進力に全く衰えはなく、ベートーヴェンの真髄に迫るような迫力に満ちています。手堅くまとめながらN響から気品のある歌を引き出したカリーディスの指揮もなかなか見事でした。 このベートーヴェンは、中学生の頃会場で聴きました。後日テレビで放送されたものを録画して、繰り返し見たことを懐かしく思い出しました。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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