ピッコロ  |  埼玉県  |  不明  |  2014年04月05日

聴いてもいないCDのレビューを書くというのは、反則と思っているのですが、この場を借りて作り手への抗議です。昔ターラから発売されたモントゥー／コンセルトヘボウのブラームスの１番は、わたしにとって宝物CDのひとつです。ブラ１のCDを買い求めること三十数枚目にして遂に巡り会った最高のブラ１でした。初めて聴いて涙した日のことを今でもよく覚えています。そして今回このCDを見つけ、今はクーポンもつかないけど、高くてもいいからすぐに買おう・・・と思ったのですが、第一楽章と第二楽章以降が別のCDに抄録されていて分かれていることを知り、愕然です。どうしても１枚に入りきれない作品ならいざ知らず、ブラ１を２枚のCDに分けるというのが信じられません。考えてみてください。実際にコンサートに行ったとして、ブラ１の第一楽章と第二楽章の間に休憩が入るなんて有り得ない。どうかお願いします。組み枚数が増えて値段が高くなっても構いませんから、発売し直してください。そのときは必ず買います。

 

ムッシュ  |  東京都  |  不明  |  2014年03月16日

「ブラ１」は世界初出音源とのことであるが、以前にもターラから出ていたのではと思った。調べたら別音源なのである。以前出ていたものは11月20日録音ライブ。今回は24日ライブ。それも演奏会の全プログラム収録ということで期待。ただし、値段が今時としては高いかな。 　演奏は20日盤と全体的には流れが同じ。当然だろう。 　ただ、不思議なのは、この60年代後半というのに、モノラル録音、どちらもモノラル録音というのが惜しい。それに68年の録音にしては鮮度が落ちるのが難点。 　だとしても、その難点以上のものがこのディスクには存在した。モントゥーの指揮するブラームスはどれもがすばらしいが、この一枚は特別だと感じる。