なごやん  |  愛知県  |  不明  |  2014年03月13日

朝の新聞のカラヤンの録音はこのCDが唯一と思う。大好きな一曲なので大変貴重。メロディの実に優美な歌わせ方、メリハリの効いたテンポ変化は生き生きとして、曲にカラヤンとBPOが魂を吹き込み曲自身が踊り出したかのよう。ウィーンの森はリピートを丁寧に行っており、曲と演奏の美しさを堪能出来る。ウィーン気質の色香もゾクゾクする。ポルカは切れ味鋭くスカッとする。エジプト行進曲はゆっくりした前半から中間部ではテンポをぐんと速めており対比がおもしろい。カラヤンが思いっきり遊び、闊達に指揮しているような印象で、マエストロのシュトラウス・アルバムの中でも出色の１枚。