バルトーク (1881-1945)

CD Comp.string Quartets: Alban Berg Q

Comp.string Quartets: Alban Berg Q

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  • ★★★★☆ 

    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  2018年04月27日

    名演です。しかし、ただでさえ聞いていて疲れるバルトークのSQが更に疲れて聞こえてしまいました。

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  • ★★★★☆ 

    gecko  |  愛知県  |  不明  |  2012年04月01日

    無機質な印象のある(必ずしも悪い意味ではなく)バルトークの音楽を、心が入っているという感じで、あるところでは滑らかに、あるところでは激しく演奏しているように思いました。その辺りのためか、3番や5番では力強くて好印象でしたが、2番や4番では凝縮感というか緊張感がやや希薄に聞こえました。 アルバン・ベルクのベートーヴェンでは、第一バイオリンばかりが目立った印象だったのですが、このバルトークではさすがにそんな感じはなく、全体になかなか良かったです。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年04月30日

    数年前に惜しくも解散してしまったアルバン・ベルク弦楽四重奏団(ABQ)であるが、本盤におさめられたバルトークの弦楽四重奏曲全集は、ABQが遺した数々の名演の中でも最上位にランキングされる代表盤の一つであると考える。録音から既に30年近く経過しており、本演奏に触発されたような同曲の名演も散見されるが、今もなおその存在感は色褪せていないと言える。本演奏においてABQは、その持ち味である卓越した技量を駆使しつつ、バルトークの複雑極まりない曲想を細部に至るまで精緻に紐解いていく。これほど完璧に同曲を音化したことはないのではないかとさえ思われるほどの精密な演奏とさえ言える。その徹底した精密さは、どこをとっても力強い気迫と独特の緊張感が漲る演奏に仕立て上げるのに大きく貢献しており、全体としてクールな演奏とさえ感じさせるほどだ。しかしながら、ウィーンの音楽家で構成されたことに起因するABQの各奏者の美しい音色が、演奏全体に適度の潤いを与えることに貢献しており、クールでありながらも決して血も涙もない演奏に陥る危険性を回避していると言える。このような本演奏に対しては、知情兼備の完全無欠な演奏との評価もあながち言い過ぎではあるまい。もっとも、バルトークは、盟友コダーイとともに民謡の採取を行い、採取した民謡を高度に昇華させた上で積極的に自作に取り入れており、同曲においてもそれを随所に聴くことが可能であるが、かかる民族色的な側面に重心を置いた表現という意味においては、ABQの演奏よりも優れた演奏が存在していると言えなくもない。とある影響力の大きい某音楽評論家は、本演奏について同曲を「当たり前の音楽」にしているとして酷評しているが、かかる評価の是非はさておき、この複雑怪奇な同曲を、同曲の演奏史上はじめて「当たり前の音楽」にしたことを評価するのか、それとも「当たり前の音楽」以外のもの(例えば前述のような民族色的な側面)を求めるのかによって、評価が分かれる演奏と言えるのかもしれない。私としては、前述のような知情兼備の完全無欠な演奏を行うことによって、前衛的な同曲を史上はじめて「当たり前の音楽」として聴き手にその魅力を認知させるとともに、その後の演奏に多大な影響を及ぼしたという意味において、ABQによる本演奏を画期的な名演と高く評価したいと考えている。これほどの名演であるにもかかわらず、現在でもSACD化はもちろんのこと、HQCD化すらなされていないのは実に不思議な気がする。ABQの代表盤でもあり、今後HQCD化、さらにはSACD化を図るなど更なる高音質化を大いに望みたいと考える。

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  • ★★★★☆ 

    ラジオデイズ  |  九島  |  不明  |  2006年10月08日

    西洋音楽の本流の拍の呼吸で演奏されている。マジャール色や独自のピチカートはハンガリー音楽の拍法でなければ効果は出ない。ABQはそれを承知している。結果、色彩感を導入し、本流の拍での可能な表現法を追求し、全く新しい可能性を開拓した画期的な録音だ。所詮一つの演奏で全ては表現できない。人には訓練だけで乗り越えられない事象がある。ピピラーはその断絶を承知で挑んだのだ。「西洋音楽は外部の者が真に理解できるとは思わない」ABQのこの発言は重い。でもそれだけに私も入門用として薦めたい。本流の呼吸から入った方が解りよい。

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  • ★★☆☆☆ 

    火へんに華  |  千葉  |  不明  |  2006年09月10日

    アダージョ的な性格を持った楽章は、やはりそれなりに聴かせる。しかし、問題はバルトーク・ピチカートと呼ばれるような、リズムを主体とした楽章の物足りなさにあるだろう。具体例として、第4番を聴いて欲しい。3楽章は非常に美しいが、直後の4楽章開始直後のリズム処理の甘さでいきなり精彩を欠く。5楽章の暴力性もむき出しではなく、この団体らしくワンクッションおいた様な、表現の弱さが気になる。この演奏で入門盤の意義を果たせるだろうか?初めての人にこそ、タカーチSQやフェルメールSQの練り上げられた演奏の、気持ちよさを知って欲しい。

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  • ★★★★★ 

    ベラの呪い  |  ハンガリー  |  不明  |  2005年12月23日

    間違いなく全集でNo.1のセットでしょう。神の領域に達しています。しかし峻厳な雰囲気の中、遠くで鳥の鳴き声や子供が戯れる声などが聞こえるという珍品でもある。極めつけは第2番第3楽章。ただでさえおどろおどろしい雰囲気の中、霊がささやくように人の声が聞こえる・・・!(凍)。

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  • ★★★★☆ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2005年08月09日

    何故バルトークは「民謡」に執着したのか?以前「民謡」とは、文化が成立する前に、すでにその場にあった「神の言葉」と認識されてました(今はその認識は忘却の彼方です)。「神の言葉」を使い、対称・回転・相似等の自然界にある形を使い、音を用い、世界を創造・構築する試み。そう考えるとバルトークの仕事は、俄然説得力を持つ。ABQの演奏は色彩豊富で抜群の聴きやすさですが、「民謡(神の言葉)」の意味は理解してないようです。でも入門用としては最高です。興味がわけば、次はリズム処理で選んでください。バルトークはリズム命です。

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  • ★★★★☆ 

    いやみなぶらいあん  |  不明  |  2004年01月13日

    確かにABQらしいクールで完璧な演奏なのだが・・、どうもバルトーク独特の和声や先鋭的な情動といったものが、もう一段進んだ次元の解釈で処理されたといった趣が強くいまひとつ楽しめない。切り口の鋭いエマーソンQとしなやかな表現の東京Qにより興趣を覚える。

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  • ★★★★☆ 

    man  |  saitama  |  不明  |  2003年12月22日

    演奏自体は完璧。解釈は、民俗音楽の見地からよりも、現代音楽化として捕らえている。

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  • ★★★★★ 

    凸吉凹郎  |  埼玉  |  不明  |  2002年11月25日

    バルトークSQの最高の演奏とは思いませんが、少なくともベスト3には入るでしょう。全体にひんやりとした感触が残る演奏です。そういうものを最近求めていない僕ですが、以前なら迷わず一押ししたでしょう。バルトークの先鋭的な部分に痺れたい人なら、即買って損はないです。僕のような中年にはちょっと刺激が強すぎるかも(笑)

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