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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

Blu-ray Disc 『アラベラ』全曲 ベヒトルフ演出、ヴェルザー=メスト&ウィーン国立歌劇場、マギー、コニェチュニ、他(2012 ステレオ)(日本語字幕付)

『アラベラ』全曲 ベヒトルフ演出、ヴェルザー=メスト&ウィーン国立歌劇場、マギー、コニェチュニ、他(2012 ステレオ)(日本語字幕付)

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    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2013年08月15日

    大変結構だと思います。 StaatsOperの録音は当たり外れがあるような気がしますが、これは音がいいと思います。動きの早い部分で画像がついてけないようなところがあるのは、私のテレビのせいでしょうか?ただ、暗さ加減がちょうど良くて、オペラ見ている感が味わえます。 「アラベラ」ってどちらかというと音楽寄りというよりは演劇寄り(=CDで聴くだけだといまいち楽しめない)の作品だと思うのですが、その点でも歌手たちがしっかり演技をしていて良い作品だと思います。 私はどうも読み替えとか、時代や場所の置き換えが苦手でして、とくに最近のザルツやバイロイトものを映像で見られるようになってから、百年の恋も醒める感さえありますが、この作品は許容範囲かな、と思います。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2013年03月30日

    ヴェルザー=メストとウィーン国立歌劇場による最初の映像ソフトだが、その演目が『ニーベルングの指環』でも『影のない女』でもなく、『アラベラ』だというのは面白い。もちろんスケールの大きさはないが、繊細かつ緻密なメストの指揮が生きる曲であるのは確かだが、彼は同じ曲を5年前にチューリヒで録画したばかりだからだ。しかも、今回のベヒトルフ演出は2006/2007年シーズンに出されたもので、最新のプレミエというわけでもない。勘ぐるに、どうも指揮者はチューリヒでの録画に不満があったのではないか。あらゆる点で今回のウィーン録画の方がチューリヒより上だからだ。演出は時代を20世紀半ばに移しているが、もともと『ばらの騎士』のような純然たる貴族社会の話ではないし、これはこれで構わない。特にあっと驚くような仕掛けがあるわけではないが、第1幕のヴァルトナー家のうらぶれ加減、第2幕の舞踏会の「しょぼさ」も非常に的確。もともとこのオペラは、台本作者ホフマンスタールの死後、シュトラウスが独断で第2幕以降の台本をばっさりと削ってしまったので、ストーリー上、やや説明不足なところがある。たとえば、アラベラは(考えようによっては迷惑な)ズデンカの振る舞いをどう思っているのか、このまま破談になってもおかしくなかったアラベラとマンドリーカの仲がどうしてハッピーエンドになるのか、などテクストの上では明らかに言葉が足りない。その足りない部分を、演出が演技によってうまく補っているところも見ものだ。 マギーは元来の演技の巧みさ(小学生になりきったコンヴィチュニー演出『ローエングリン』など圧巻)に加えて歌の方も堂々たる風格を備えるようになってきた。同じアメリカ出身だが、フレミングよりずっと賢い女性に見える。コニェチュニは演技するまでもなく、素のままで二枚目かつ三枚目のマンドリーカになりきっている。アップになるとちょっと老けて見えるが、けなげなキューマイアーのズデンカも素晴らしい。

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