交響曲第8番(1887年第1稿) ケント・ナガノ&バイエルン国立管弦楽団(2CD)
商品ユーザレビュー
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
mid-massa | 三重県 | 不明 | 2013年09月24日
第1稿ということで特に大きな期待をした。さっそく入手して聴いてみた。まず、アダージョの遅さに大感激!そして音の美しいこと!8番の第1稿はティントナー、デイヴィース、インバル、ヤング、そしてプライヴェート盤ではあるがK・K氏のを持っており、一番出来が良い(自分の好みだけですが)のはやはりティントナーと思っていたが、このナガノ盤はそれを超えてしまった。フィナーレもとても良かった。フィナーレの最後の盛り上がりも充分。最近ではノヴァークのいわゆる第3稿=1890年盤が主流のようですが、それなどくそくらえって感じです。第1稿はともかく、ハース版でさえ短い(但し彼の版にもU氏に云わせれば持ってきたところが判らないなど、いろいろ問題があるようですが)と感じていた小生も、しばらくはこの盤に落ち着きそうだ。セッション録音とのことだが、ライブのように何やら他の音が聴こえるのもご愛敬。ただ、ひとつ残念なのはアダージョのクライマックスのシンバルは小生の耳には3回づつでなく、1回づつしか聴こえなかったこと。どうしてそうしたんだろう?それにあそこはあんな派手にシャァーーーンと鳴らさなくても小さく3回づつ、2度鳴らしてもらえばそれでいいのですが・・・。しかし、そこに眼を瞑ってもこの盤は聴く価値があると思う。久々に素晴らしいブル8が聴けた満足感でいっぱいである。後世に自信を持って残せる名盤と考える。ちょっと褒めすぎたかな?でも満点!4人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示