トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ブルックナー (1824-1896) > 交響曲第5番 ヴァント&NHK交響楽団(1979)(シングルレイヤー)

ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第5番 ヴァント&NHK交響楽団(1979)(シングルレイヤー)

交響曲第5番 ヴァント&NHK交響楽団(1979)(シングルレイヤー)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (2 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:2件中1件から2件まで表示

  • ★★★★★ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2013年07月25日

    「1979年という演奏年代を考えれば」という但し書きをつける必要がないほど、素晴らしい演奏である。響きが拡散しがちなNHKホールだが、これは上手く録れていて、金管がやや美感を欠くのは、もう仕方がないのだが、弦の透明度は素晴らしく、力感に溢れ、確信の籠った演奏が展開されている。オケも、もうブルックナーそのものの響きである。コーダは、朝比奈やヨッフムのように倍管ではないと思うのだが、息切れせずに、なんとか持ちこたえていて大健闘。日本のオケによるブル5としては、朝比奈が新日本フィルとやった5番(フォンテック)に並ぶ素晴らしい演奏である。ヴァントの録音は、他にも、NDRハンブルグ、BPO、MPO等複数ある。技術的に見れば、BPO盤が一番だと思うし、オケの力も頭一つ出ているが、このN響盤が、正真正銘のライブ一発録りであることを考えれば、技術的に相当練れており、パッチワークのBPO盤に伍して引けを取らない演奏だと言いたい。これでN響によるブルックナーは、結構点数が出てきて、欠けているのは、0番、1番、2番、6番となった。しかし、元楽団理事長の長谷さんが、ヴァントがハース版を使っていることに関して、「サヴァリッシュはノヴァーク版だが」と言ったら、ヴァントが激怒したというようなエピソードが、付属のブックレットに書いてあるが、これは、当時のヴァントが、それほど重鎮扱いされていなかったことの証拠として興味深い。90年代半ば以降なら、そんなことをヴァントに言う人はいなかったはずだ。90年代前半には、ケルン放送響と録音したブルックナーやNDRハンブルグとやったブラームス等が出始めていたが、それほど録りたてて騒ぐ人は日本にはいなかった。NDRハンブルグとベートーヴェンチクルスを録ったころから、ヨーロッパで脚光を浴び、日本でも「遅れてきた巨匠」みたいな扱いになってきて、風向きが変わったと思う。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    カワサキヤ  |  東京都  |  不明  |  2013年06月01日

    初めてヴァントを生で聴いた日の興奮が甦るCD化です。この日最前列で聴きましたが、バックハウスのシューマンの協奏曲を振っていた人、という以外なにも知らずに聴き始めた途端、あまりの素晴らしさに圧倒され、フィナーレの音響の大伽藍まで魂をもってゆかれました。まだ晩年のスタイルではなく、金管を鳴らしまくる、ケルン時代の芸風。N響も全力で応えて忘れ難い演奏会となりました。静かに燃えているヴァントの魅力全開。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:2件中1件から2件まで表示