『タンホイザー』全曲 コンヴィチュニー&シュターツカペレ・ベルリン、ホップ、フィッシャー=ディースカウ、他(1960 ステレオ)(3CD)
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風とライオン | ZIMBABWE | 不明 | 2017年12月21日
「タンホイザー」のCDはいい演奏があまりないがこれも同じ。主役のホップは重厚一点張りの古臭いヘルデンテノールで純愛と肉欲のはざまで苦悩する詩人なんてガラじゃない。他の歌手も古い発声ばかりでうんざりさせられる。フィッシャー・ディースカウはこの中では今聞いても違和感が少ないがわざとらしい歌で友情に厚いヴォルフラムでは全然ない。コンヴィチュニー指揮するオケもひなびた感じでまるで盛り上がらない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カラスの息子 | 島根県 | 不明 | 2015年10月09日
遥か昔、大学時代より聴き続けてきた演奏。現代のスマートな音づくりに慣れた耳には、なんとも懐かしい低音の充実した響き。職人気質のコンヴィチュニーの指揮は、同時期に録音されたローエングリンを指揮したケンペとは対照的に、劇場で積み上げられてきたものだと感じる。この演奏の素晴らしさも、一抹の物足りなさもそこにあると思う。歌手についても、新しいスタイルと古いスタイルが混然となり、ローエングリンの充実ぶりを想うと一長一短と思う。グリュンマー、ディースカウ、ヴンダーリッヒ、フリックは新しい時代のスタイルであり、ホップやシェッヒには時代遅れの古めかしさをどうしても感じてしまう。ローエングリンのように、ジェス・トーマスかヴィントガッセン、ルードヴィッヒが使えなったものか。ただいずれにしても今は得るべくもない、ドイツの古き良き時代の記録として、これからも聴き続けていくことだろう。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Sagittarius | 神奈川県 | 不明 | 2015年09月11日
ベルリン‣ドイツ国立歌劇場 (Deutsche Staatsoper Berlin) の1960年、ベルリンの壁が作られる前で、東西の歌手が入り乱れての録音。中ではフィッシャー=ディースカウの若々しく伸びと深みのある歌唱が群を抜いて素晴らしい。端役ではあるが若きフリッツ・ヴンダーリッヒがヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデを素晴らしい声で歌っていて重唱の中でも耳を引く。グリュンマーのエリーザベトは手堅い。ハンス・ホップのタンホイザーは評価が分かれるところだろう。美声ではないし、あまり聞き易い声でもない。年を取ったタンホイザーのように聞こえる。しかし、その渋い声は逆に悩める男、タンホイザーのある面を表現するのに有利に働いているかも知れない。マリアンネ・シェヒも美声ではないし、聞き易くなく、しばしば批判されてきたが、歌唱の内容自体は手堅く、役をこなしていて存在感もある。 この録音の素晴らしさの一角は合唱のすばらしさだと思う(テノール約1名が突出して聞こえてしまう箇所があるのはご愛嬌だが…)。オーケストラは、弦に問題があり、当時のベルリンが置かれた政治的不安定さの影響を受け、メンバーにかなり出入りがあったようで、コンヴィチュニーの指揮の下であっても音の厚みやアンサンブルの面で問題なしとはしない。一方、管楽器では未だ名手を保持していたようで、例えば1幕の第3場の狩のホルンの合奏の厚みがあり勇壮で抜けの良い響きは、この時代のホルン‣パートがベルリン・フィルを凌駕するレベルにあった事を示唆している。 スタジオ録音なので、うまくいった実演のような白熱の盛り上がりはないが、タンホイザーと言うオペラをじっくり聞く為の良い音源であると言える。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ワグネリアン中級 | 東京都 | 不明 | 2014年01月21日
ベルリン州立歌劇場の古き良き時代の貴重な遺産。なんとも言えないしぶい響きが素晴らしさを際立たせる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぽっちゃま | 東京都 | 不明 | 2013年05月11日
こんな素晴らしい演奏が(録音も)あるとは知らなかった。現在の指揮者のタンホイザーは、何枚となく購入して聞いているが、これまでのは何だったの?というくらい感動しました。このような充実した演奏を生で聞いてみたいが、今は役者がそろわないか。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2013年04月17日
歌手についてはこれがベスト盤。グリュンマーのエリーザベト、フィッシャー= ディースカウのウォルフラムは本当に素晴らしい。ホップのタイトルロールも悪くない。問題はコンヴィチュニーの指揮と独唱歌手をクローズアップした録音。第2幕大詰めは独唱、オケ、合唱が一体となって大きなクライマックスを迎える。ソニーから出たセル盤では古い録音にもかかわらず圧倒的な感動を与えてくれるのに対し、当盤ではコンヴィチュニーの悠然としすぎた音楽運びと、オケ、合唱が奥に追いやられるために盛り上がりがもうひとつ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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和愚音裡庵主人 | 西宮市 | 不明 | 2008年12月13日
今では考えられない、オール・ドイツ・キャストの名録音。私の愛聴の全曲です。マエストロのしっかりとした表現力が、文字通り純ドイツ風の音楽を実感させてくれます。ハンス・ポップフのタイトル・ロールも結構なものですし、F=ディースカウはバイロイトでも持ち役だったもの。じっくりと楽しむワーグナーは、かくあるべし、と今なお思います。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マーコロリン | 所沢 | 不明 | 2008年08月09日
いいや、コンヴィチュニーの指揮は威厳と力量感に満ちている。 重々しいところばかりでなくと軽やかなリズムも生き生きとしている。歌劇場でばっちり鍛えてきた人の指揮はやはり安定感が違うし、しかも ルーティンな職人仕事に陥っておらず、この指揮者ならではのいぶし銀の輝きがある。 それにしても、タイトルロールをヴンダーリッヒとしているひとがいるのは何故?1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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rosenkavalier aus sachsen | 岡山市 | 不明 | 2007年12月26日
オケの音色、コンヴィチュニーの指揮、声楽陣、すべて最高。この演奏を超えるのは至難の業。特にグリュンマー、ヴンダーリヒ、フィディがいい!一度聴いてみられたら。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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hide0812 | 横浜 | 不明 | 2007年07月28日
グリュンマーのエルザ、ヴンダーリッヒのタンホイザー、シェッヒのヴェーヌスそしてディースカウの「夕星の歌」、これ以上なにを望みましょう!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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