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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲第6番『悲劇的』 テンシュテット&ロンドン・フィル(1983)(2SACD)(シングルレイヤー)

交響曲第6番『悲劇的』 テンシュテット&ロンドン・フィル(1983)(2SACD)(シングルレイヤー)

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検索結果:7件中1件から7件まで表示

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    テリーヌ  |  Hyogo  |  不明  |  2017年06月25日

    マーラーの第6番は私個人的には最高傑作だと信じていますが、このTennstedt氏の演奏は桁外れに素晴らしいです。金管も打楽器も迫力と美しさを両立させており、録音時の残響効果も優れています。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2013年11月15日

    テンシュテットさんが遺したマーラー交響曲全集(セッション)の中でもまさに白眉というべき名演だった交響曲第6番。但しかつて発売されたディスクはどれも音が良くなかったんです。最初に聴いたLPは霞がかったような不鮮明な音で、新譜で聴いたのに全然最新録音の音がせずがっかり。CDになってもブルー系の音で鮮度や潤いのない、残念なものでした。演奏そのものが持つ力で印象は強烈でしたけど、満足感は今一つ。さて、SACDになったので大いに期待して大枚はたいて購入。結果は大満足!パリッと鮮明な音で、弦楽器のつやも十分聴きとれる。レンジは広く、大オーケストラの量感もずっしりときます。こうだよ、こうでなくちゃ、と大いに喜ぶ。演奏そのものは何しろ「凄演」と言うにふさわしい。どっしりと落ち着いて、勢いに流されることもなく、重戦車のような迫力で押してきます。そして表情付けは巧みで、一本調子になることはない。ミクロからマクロまで、表現し尽くした究極の演奏に近いと言っていいでしょう。SACDの成果、まさにすばらしいものがあります。これは傑作。みなさまのレビューの点が低いのは実はすごく不満ですけど(演奏のせいかと誤解されかねない)、価格とEMIの商法に対してということなので、そこは同意しますね。1枚に収めればいいじゃん。SACDについては、レコード会社はどう扱っていいのか、まだよくわかっていないということなのかねぇ。それはともかく、この大名演が良い音で聴けるようになったことを祝して満点にはいたします。

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  • ★★★★★ 

    rm65  |  UNITED STATES  |  不明  |  2013年07月09日

    Back in the 1980s I discovered Mahler from the Tennstedt EMI LPs and although many of the conductor’s live Mahler performances have surfaced over the years on CD which are much beloved by Tennstedt fans, I still find something quite special about his studio Mahler recordings, and this Mahler 6 in particular. When this recording came out in 1983 it was met with a blistering review by Richard Osborne in the Gramophone Magazine - ”cheap melodrama, a circus act of irredeemable vulgarity”. In March 1987 Edward Seckerson interviewed Tennstedt in the same magazine. The author remarked that ”Tennstedt grows visibly heated when he talks about the Sixth”. ”The Sixth is a terrible thing. Terrible,” Tennstedt says. Prophetic of so many tragic events to come... Seckerson probably describes this recording best: ”Tennstedt’s Sixth seems to me to represent all that is most compelling - and most dangerous - about his Mahler. Like Leonard Bernstein...he is not afraid to go wherever this music takes him - to the edge, and even beyond...Extreme music...demands an extreme response.” Tennstedt’s recording does push this music to its extremes, maybe too much for many tastes, but perhaps getting more to the heart of Mahler’s fearsome, dark vision than many others. Mahler’s wife Alma recollected the composer’s state of mind when the 6th was first performed - ”None of his works moved him so deeply at its first hearing as this. We came to the last rehearsals, to the dress rehearsal—to the last movement with its three great blows of fate. When it was over, Mahler walked up and down in the artists’ room, sobbing, wringing his hands, unable to control himself. We stood transfixed, [along with the others in the room] not daring to look at one another. On the day of the concert Mahler was so afraid that his agitation might get the better of him that out of shame and anxiety he did not conduct the symphony well. He hesitated to bring out the dark omen behind this terrible movement.” While there may be some measure of ”melodrama” in all this, Tennstedt is not ashamed in this performance to give full vent to the emotional temperature of this most emotional music. The expansive breadth, weight and tonal richness of the symphony are given full reign as well, but I think Tennstedt also does a fine job observing Mahler’s careful formal structure in this symphony, a scheme that seems purposed to keep the white heat of the emotional content from overwhelming the message. I read in some other interview that Tennstedt was most proud of this recording among his Mahler cycle, that in spite of some mistakes by the players retained in the recording captured as he preferred in very few takes, the playing more importantly captured the power and sweep of this monumental music. The recording itself on LP was always impressive in terms of its tonal warmth but frustrating in its lack of dynamic range and distortion. The original CD issue offered a cleaner and wider ranging sound, but lost some of its tonal color and richness of texture. Now at last on SACD, it is possible to hear as never before, depending on your taste, this famous or infamous Mahler 6th. Thanks to Toshiba EMI for this very fine mastering and wonderful packaging of one of my favorite recordings, and I hope that the other Tennstedt EMI Mahler recordings will enjoy this same exceptional ”Resurrection” from the vault!

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2013年04月07日

    近年様々なライヴ録音が発掘されることによってその実力が再評価されつつあるテンシュテットであるが、テンシュテットによる最大の遺産は、何と言っても1977年から1986年にかけてスタジオ録音されたマーラーの交響曲全集ということになるのではないだろうか。テンシュテットは、当該全集の掉尾を飾る交響曲第8番の録音(1986年)の前年に咽頭がんを患い、その後は放射線治療を続けつつ体調がいい時だけ指揮をするという絶望的な状況に追い込まれた。したがって、1986年以降の演奏は、死と隣り合わせの壮絶な演奏を展開することになるのであるが、それ以前の演奏についても、いささかも妥協を許さない全力投球の極めて燃焼度の高い渾身の演奏を繰り広げた。そうしたテンシュテットの指揮芸術は、最も得意としたマーラーの交響曲の演奏において如実に反映されていると言えるであろう。テンシュテットのマーラーの交響曲へのアプローチはドラマティックの極みとも言うべき劇的なものだ。これはスタジオ録音であろうが、ライヴ録音であろうが、さして変わりはなく、変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化、猛烈なアッチェレランドなどを駆使して、大胆極まりない劇的な表現を施していると言える。かかる劇的な表現においては、かのバーンスタインと類似している点も無きにしも非ずであり、マーラーの交響曲の本質である死への恐怖や闘い、それと対置する生への妄執や憧憬を完璧に音化し得たのは、バーンスタインとテンシュテットであったと言えるのかもしれない。ただ、バーンスタインの演奏があたかもマーラーの化身と化したようなヒューマニティ溢れる熱き心で全体が満たされている(したがって、聴き手によってはバーンスタインの体臭が気になるという者もいるのかもしれない。)に対して、テンシュテットの演奏は、あくまでも作品を客観的に見つめる視点を失なわず、全体の造型がいささかも弛緩することがないと言えるのではないだろうか。もちろん、それでいてスケールの雄大さを失っていないことは言うまでもないところだ。このあたりは、テンシュテットの芸風の根底には、ドイツ人指揮者としての造型を重んじる演奏様式が息づいていると言えるのかもしれない。 テンシュテットは、マーラーの数ある交響曲の中でもとりわけ第6番を得意としており、本盤の1983年のスタジオ録音の他にも、同年のライヴ録音、そして1991年のライヴ録音が存在している。このうち、1991年のライヴ録音が最高峰に君臨する名演であるのは自明の理ではあるが、本盤におさめられた交響曲第6番の演奏も圧倒的な超名演であり、我々聴き手の肺腑を打つのに十分な凄みのある迫力を湛えていると評価したい。オーケストラは必ずしも一流とは言い難いロンドン・フィルであるが、テンシュテットのドラマティックな指揮に必死に喰らいつき、テンシュテットとともに持ち得る実力を全面的に発揮させた渾身の演奏を繰り広げていると言えるところであり、本演奏を超名演たらしめるのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、1983年のスタジオ録音ではあるが、リマスタリングなどはなされていないものの、比較的良好な音質であると言えたところだ。このような中で、今般、待望のシングルレイヤーによるSACD化がなされるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、そして音場の幅広さ、音圧などのどれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、テンシュテットによる圧倒的な超名演を現在望みうる最高の高音質SACDで味わうことができるのを大いに喜びたい。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2013年02月01日

    演奏・音質とも抜群に素晴らしい!この曲のCDの最高傑作だと思う。

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  • ★☆☆☆☆ 

    マラ3マニア  |  愛知県  |  不明  |  2013年01月20日

    テンシュテットの「悲劇的」はこのスタジオ録音の方が好みだ。 やっと単独発売だと期待しましたが、QUALIAさんが書いている通り、 1枚で収まる商品をなぜ2枚組で発売するのか? 詐欺商法近い。これだけ企業のコンプライアンスが叫ばれているのに、 日本のレコード会社だけは20年遅れている体質なのか? 怒りを通り越して呆れてしまった。商品としては星0個。

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  • ★★☆☆☆ 

    QUALIA  |  大阪府  |  不明  |  2012年11月25日

     シングルレイヤーなら1枚に収まると思いますが、なぜ2枚組なのでしょうか?ディスクチェンジが不要になるだけでも、大きなアドバンテージだと思うのですが。SACDでの発売を楽しみにしていただけに残念です。

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