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チャイコフスキー(1840-1893)

SACD チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 横山幸雄、小泉和裕&東京都交響楽団

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 横山幸雄、小泉和裕&東京都交響楽団

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    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2014年03月02日

    横山幸雄がレストラン経営をしているとは知らなかったが、そう言われれば、「支配人」みたいな風情がしないでもない。しかし、ピアノの腕は確かだ。ただ、ラフマニノフは、綺麗ではあるが、コーダなど、アルゲリツチや全盛期のホロヴィッツのような、稲妻が走るような、迫力には欠けていて、ライブならともかく、録音で聞くと、少々物足りない。チャイコフスキーは、もっと良く、オケが非常に音楽的に鳴っていて、魅力的だ。録音は、弦の分離が良く、細かい動きが良く分かる反面やや、日本のオケ特有の量感不足も付いて回る。特に高音部で、細身になってしまう。全音域に渡って、分厚い響きが保てれば、日本のオケも欧米の一流に伍して引けをとらないのだが、この録音を聞く限りでは、今一歩だ。しかし、全体としての出来は中の上であり、特に、チャイコフスキーは上出来である。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年12月24日

    我が国のピアニストの大御所、横山幸雄のデビュー20周年を記念するアルバムの登場だ。曲目は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の人気曲どうしの組み合わせ。いずれも、超絶的な技巧を要するとともに、ロシア風のメランコリックな抒情の的確な描出が必要不可欠な楽曲であるだけに、ピアニストの実力(それは技量においても芸術性においてもということになるが)が試されると言えるだろう。本盤におさめられた両曲の演奏は、横山幸雄にとって、グリーグのピアノ協奏曲以来の久しぶりの協奏曲の録音ということになるが、そうした長年のブランクをいささかも感じさせない圧倒的な名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。両曲ともに、横山幸雄の超絶的な技量は冴えわたっていると言えるところであり、このような凄い演奏を聴いていると、あらためて横山幸雄こそは我が国のピアニストの中でもトップクラスの実力を誇っているということをあらためて窺い知ることが可能と言える。ライヴ録音というのが信じられないほどミスタッチは殆どないのが驚異的であり、持ち前のヴィルトゥオジティを如何なく発揮していると言えるだろう。もっとも、それでいて技量一辺倒にはいささかも陥っておらず、両曲の随所に配されたロシア風のメランコリックな抒情に満ち溢れた名旋律の数々を、心を込めて情感豊かに歌い抜いていると言える。もっとも、両曲の場合、演奏によっては陳腐なセンチメンタリズムに堕するものも散見されるところであるが、横山幸雄の場合は、そうした懸念は心配ご無用。いかに抒情豊かな箇所に差し掛かっても、格調が高さを失うことがなく、高踏的な美しさを保っているのが素晴らしい。また、持ち前の超絶的な技量にもよるところが大きいとも言えるが、強靭な打鍵による重量感溢れるピアノタッチから、繊細で消え入るようなピアノタッチに至るまでの表現力の幅広さは桁外れの凄さであり、これは正に両曲演奏の理想像の具現化と評しても過言ではあるまい。いずれにしても、本盤の両曲の演奏は、横山幸雄のデビュー20周年を飾るに相応しい圧倒的な名演と高く評価したいと考える。こうした素晴らしい横山幸雄のピアノ演奏を下支えしているのが、小泉和裕指揮の東京都交響楽団である。このコンビは、両曲の随所に盛り込まれたロシア風のメランコリックな抒情に彩られた旋律の数々を情感豊かに描出しており、両曲の演奏として最高のパフォーマンスを発揮していると高く評価したい。音質も素晴らしい。音質の鮮明さ、音圧の凄さ、音場の幅広さなど、いずれをとっても一級品の仕上がりであり、何よりも横山幸雄のピアノタッチが鮮明に再現されるのは見事。あらためて、SACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、横山幸雄、そして小泉和裕&東京都交響楽団による圧倒的な名演をSACDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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