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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第9番 ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管弦楽団(SACD)

交響曲第9番 ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管弦楽団(SACD)

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    rela-cla88  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月16日

    ブロムシュテット / ゲヴァントハウス のブルックナー9番。前回の録音から16年との事。 ゲヴァントハウスとのチクルスはブロムシュテットの円熟を示す名演奏が続いていますが、この9番はその中でも最高峰ではないでしょうか。ゆったりとしたテンポで格調の高い演奏。ブルックナーを重要レパートリーにしているブロムシュテットにとって、9番が最も合っているように思います。ゲヴァントハウスの響きも重心の低い深々としたもので、マエストロの表現をより彫り深いものにしています。これまでの演奏と比べても音の厚みが増し、演奏への集中力の高さを感じます。指揮者もオーケストラも、この曲を頂点と考えて録音を続けてきたのではないでしょうか。マエストロの高潔ともいえる信念が伝わってくる素晴らしい演奏でした。皆さんにもご一聴をおすすめします。

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    m3193  |  神奈川県  |  不明  |  2014年12月28日

    僕が最初に聴いたブル9は30年以上も前、マズア/LGOのレコードでした。その後クラシック音楽から離れていた時期ありこのレコードは手放していました。10年くらい前にクラシック視聴を再開し、シューリヒト、ヴァントのブル9を聴きました。某著名音楽評論家の影響あったと思います。両方とも大変良いが、シューリヒトは第1楽章は素晴らしいが第3楽章は理解出来なかった。この時代のブルックナー解釈の問題もあったかと思います。ヴァントは全体的に良い。ブルックナー演奏の進化を感じさせます。しかし何となく威圧的、ドスのきいたサウンドが聴いていて疲れる感あり。他にカラヤン、ハイティンク、朝比奈等を聴いたがマズア/LGOが懐かしく、最近ブロムシュテット/LGOの95年版を買いました。結構良いが繰り返し聴きたいというほどではない。しかしこの2011年版を期待させてくれるに十分な内容でした。買うかどうか随分迷いましたがとうとうこの2011年版を買ってしまいました。 俺が求めていたブル9はこれだぁ〜! と鳥肌立たんばかりの演奏! LGOってブルックナー生前からニキシュ等が手がけていたオケでしょう。ブルックナーの霊が宿っているかのような演奏!

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    TOMOMI  |  愛知県  |  不明  |  2013年06月17日

    私の感想。これほどのブルックナー9番は無いと思います。オーケストラ全体がブルックナー演奏の神領域に引き込まれているような、fantastaticな演奏です。三楽章の崇高さは、指揮者の凄みを感じさせます。私はこれほどのブルックナー9番をいつでも聞くことができる幸せを実感しています。

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    PeerGynt  |  宮崎県  |  不明  |  2012年11月07日

    1楽章を聴き終わるなり、考え込んでしまった。 十数年前にリリースされた、同じオケとの演奏とは全く異なっていた。勿論、ちょっと前にリリースされた、異様に元気の良い1番や骨太な4番ともテイストが異なる。 2度、3度と何度も聴き返し、ようやく理解した。広がっているのは、虚無。或いは枯淡の境地。 ただ豪快なだけの、ありきたりなブル9とは一線を画す。インテリジェンスの高い巨匠ならではの、解釈。そして怪演。なるほど死を目前にしたブルックナーのイメージした音楽とは、まさにこれかもしれない。 上質のオーディオ、大音量でお聴き下さい。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年10月14日

    ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管弦楽団によるブルックナーの交響曲全集も、本盤の交響曲第9番と同時発売の第9番の登場を持ってついに完結した。全集のセット版も同時発売されるようであるが、これまで一枚ずつ買い揃えてきた聴き手にはいささか残念な気もしないでもない。第2番がブロムシュテットによる初録音であるのに対して、第9番は、1995年のゲヴァントハウス管弦楽団との録音以来、16年ぶりの再録音。これまでのレビューでも記したように、旧録音が同じゲヴァントハウス管弦楽団との演奏であっただけに、再録音しない可能性についても言及してきたところであるが、ブロムシュテットは待望の再録音を行ってくれた。旧盤の演奏も優れた演奏ではあったが、本盤の演奏は、ブロムシュテットの円熟を大いに感じさせる、さらに優れた名演に仕上がっていると高く評価したい。何よりも、これまでブルックナーの交響曲を自らの中核と位置づけてきたブロムシュテットであるだけに、本演奏には、ブロムシュテットの確固たる信念を感じ取ることが可能な、仰ぎ見るような威容を湛えた堂々たる演奏に仕上がっているのが素晴らしい。この指揮者ならではの全体の造型の堅固さは健在であるが、スケールも雄渾の極み。シャイー時代になってオーケストラの音色に色彩感を増したと言われているゲヴァントハウス管弦楽団ではあるが、本演奏ではブロムシュテットの確かな統率の下、ドイツ風の重心の低い音色で重厚な演奏を繰り広げているのが素晴らしい。全体としてはゆったりとしたインテンポを基調としているが、ここぞという箇所では微妙にテンポを動かしており、それが演奏全体を四角四面にしないことに大きく貢献していると言える。ブラスセクションなども最強奏させているが、無機的になることはいささかもなく、どこをとっても奥行きの深さを損なっていないのが素晴らしい。そして、旧盤の演奏よりも優れているのは、各楽想の描き出すに際しての彫の深さであると言えるだろう。音楽自体に何とも言えない深みがあるということであり、これはブロムシュテットの円熟であるのみならず、ブロムシュテットが晩年に至って漸く到達し得た至高・至純の境地のあらわれと評しても過言ではあるまい。いずれにしても、本演奏は、ブロムシュテットの円熟を大いに感じさせる、全集の掉尾を飾るに相応しい名演であり、ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管弦楽団によるブルックナーの交響曲全集の中でも、最も優れた名演の一つに掲げられる至高の名演と高く評価したいと考える。そして、本盤でさらに素晴らしいのはマルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であると考える。コンサート会場の豊かな残響を取り入れた臨場感溢れる鮮明な高音質は、本名演の価値をさらに高めることに大きく貢献している点を忘れてはならない。

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