座頭  |  兵庫県  |  不明  |  2022年04月27日

ベルマンのリストなのだから、悪いはずがない。 技がさえているのはもちろん、見通しのいい解釈で雄大に構築され、 細部まで情感がこもっているのは、さすがだ、 このCDでは、特に2番がいい。 内省的で重厚なジュリーニの表現が、曲想に合っているからだろうか。 ただし私の好みとしては、ジュリーニには真面目過ぎるところもあり、 リストのラプソディックなノリに乏しいのが、やや不満。 極端にいうと、ベルマンがリストを弾いているすぐ傍で、 ブルックナーの交響曲が鳴り響いているように感じるところさえあるのだ。 第1番に限れば、アルゲリッチ＆アバドに軍配を挙げたい。 音質に関しては、シノーポリが振った曲も含め、素晴らしいに尽きる。

 

せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2018年12月01日

シノーポリは大好きな指揮者です。躊躇するところのない鳴らし方が痛快でありながら軽薄さは微塵もなく、濃厚な歌心もいっぱいです。シノーポリの全集ボックス企画を心から期待します。

 

カラジャン  |  山口県  |  不明  |  2009年07月12日

ベルマンとのリストのピアノ協奏曲は、この曲の決定盤。 大きく呼吸しながら、どこをとっても、どこもかしこも美しく歌うベルマンのピアニズムが素晴らしい。 これ以上のピアノソロは無理。 全てのピアニストは、この演奏の前にひれ伏すしかない。

 

ねこまんま  |  東京都  |  不明  |  2009年06月30日

ベルマンの豪華で華麗で輝くような音色！月並みな表現しか出来ませんが、素晴らしい〜です！しかし、そんな華やかなこの２曲をジュリーニ＆ウィーン響は颯爽として清々しくサポートしています。１番も良いですが、私的には２番が好きです。そして、カップリングのシノーポリは実は初めて聴きました。「前奏曲」も「ハンガリー狂詩曲」も、とても良いですね！他の曲も是非聴いてみたい！と思いました！