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ブラームス(1833-1897)

CD ヴァイオリン協奏曲 ヌヴー、シュミット=イッセルシュテット&北ドイツ放送響

ヴァイオリン協奏曲 ヌヴー、シュミット=イッセルシュテット&北ドイツ放送響

商品ユーザレビュー

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2015年09月03日

    EMI盤に音質を含めての不満をやや感じたので、こちらのライブ盤を求め、併せてデ・ヴィートのヨッフムとのライブ盤も同じ理由で求めた。いきおい比較にならざるを得ないが、どちらも全く傑出した名演である。ただし内容的には対照的。ヌヴーのこの演奏はまさに火の出るような演奏で、冒頭などはEMI盤にも増して、まるでオケにかみつくような激しさ。デ・ヴィートが貴婦人のようにエレガントに弾く叙情的な第二主題も、ヌヴーでは、熱にうかされた愛の告白よろしく、まるで身をよじるように奏でられる。第二楽章もこの曲の田園的な味わいよりも、駒に近いところで弓を弦に密着させながらまことに熱く勁い音楽。三楽章もはっしとばかり弦に弓をぶつける体当たり的な大熱演。稀に見る-聞く?-爆演(好きな言葉ではないが)であることは間違いない。イッセル=シュテットのオケも充実した名演。大家の棒だ。48年の収録としては音は悪くない(56年のデ・ヴィート盤よりむしろいいかも)。好みでいうとデ・ヴィートだが、優劣をつけるなどと言うことよりも、この二枚の名演を残してくれた女流の二人に深く感謝したい。

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  • ★★★★☆ 

    M  |  愛知県  |  不明  |  2015年05月27日

    著名な奏者でありながら、従来LPでドビュッシーのソナタ位しか聴いたことがなかった。それで、ほぼ先入観なしで聴いて最初に思ったことは「この人のヴァイオリン、ステレオ録音だったらどんな音だったか更に聴いてみたい」ということだった。名バイオリニストといわれる人の殆んどが、しなやかな音を武器にしているが、ヌヴーのは硬質なダイヤモンドの赴き。色彩感にも欠けていない。このことだけでも独自性のある奏者だったのではないのか?テクにつても難曲を楽々弾きこなしているように感じられる。まあこの曲のみ繰り返し録音している理由を察するに低音から高音にかけてヴァイオリンのタッチ(ピアノでいうところの)や音色の変化を発揮するには最も適した曲ということもあるだろう。(この辺の事情はコーガンと似ているような気がする)。一方で、曲の交響曲的側面からすると録音状態からいっても不充分であることも含めて、少なくとも私がこの曲らしさと感じているものを味わうには、他にも沢山の演奏がある。その意味であくまで一人の天才ヴァイオリニストを聴く演奏である。(オイストラフがコンクールで彼女に負けたのも何となくわかる気がする)

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  • ★★★★★ 

    greyfalcon  |  福岡県  |  不明  |  2014年03月23日

    私の持っているのは、昔の PHILIPS 盤です。それでも、この手の放送録音としては上々の音質で、オケに厚みもあり、何よりヌヴーのヴァイオリンが良く録れています。朗々と太く深い響きで、高域の煌めきにも欠けていません。イッセルシュテットのドイツ魂あふれる十全なバックを得て、「短くも美しく燃え」を地でいく 演奏を繰り広げてくれます。文字通り、魂の炎を燃やしているかのような演奏です。これを聴いて感動しない人はいないでしょう。ヌヴーのブラームスはこれがベストです。

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  • ★★★★★ 

    れいくー  |  奈良県  |  不明  |  2013年08月15日

    みなさんのおっしゃる通りでございます。

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  • ★★★★★ 

    楽山子  |  北海道  |  不明  |  2013年06月07日

    モノラルのライブ録音という劣悪な条件ながら、未だにこれを凌ぐものは見ありません。導入部、冒頭は柔らかな入りですが、指揮者の気合かオケの気合か、演奏はグンと燃え上がり、録音の悪さを忘れさせます。そして、それ以上に素晴らしいのがヌヴーのヴァイオリン。万全の構えのオケを一刀両断にするかのような入りに圧倒されます。豊かさと切れ味を兼ね備えた不世出のヴァイオリニストによる、まさに入神の演奏ですね。

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  • ★★★★★ 

    i_love_opera  |  東京都  |  不明  |  2012年10月05日

    演奏の素晴らしさに関しては言い尽くされている感がありますので、改めて触れるまでもないことと思います。もちろん、このスタイル以外にも優れた演奏は多数ありますが、この演奏は格別。是非聴いていただきたいものです。以前もAcantaで出ていました。比較してみたところ、音質は大きくは変わっていませんが、久々の再発売ですのでやはり改善されています。以前の盤はやや高音に偏っていたのですが、今回はバランスの良いトーンになっており、より聴き易く感じました。若干ステレオ感を感じさせる点は、以前と同様です。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年08月29日

    ヌヴーの畢生の名演、というより、ブラームスのヴァイオリン協奏曲のベストレコードのひとつに君臨する名盤だ。星6つでも7つでもつけたいほどだ。この曲をヌヴーは特に気に入っていたようで、ドヴロヴェンとのセッション録音をはじめ、この1947年5月のライヴ、1949年のドラティ、デゾルミエールとのライヴと、たった3年ほどで4種類の録音があるが、最も燃えている演奏がこれだ。ヌヴーの大胆なテンポと細かい表情付け、音色の変化を聴いていると、その1年5ヶ月後に彼女を襲った不慮の死の影を感じ、目頭が熱くなるのを禁じえない。早すぎる死を予感するかのごとく、青春の煌きを輝かせ、激しくエネルギーを燃やす。もはや彼女はシャーマンと化したのように音楽の神が光臨したか、ブラームスの霊が憑依したかのような没入ぶりで、その集中力は類を見ない。不謹慎な言い方だが、これでは仮に事故で亡くならなかったとしても、いずれ心身とも燃え尽きて引退したかもと思われるほどのテンションの高さだ。比較的表現が近いのはチョンキョンファぐらいで、オイストラフやミルシテイン、ハイフェッツ、クレーメル、シゲテイ、クライスラー、パールマン、ズーカーマン、コーガン、ムローヴア、ハーンら古今東西の名手の名盤は数多くありそれぞれ魅力を放っているが、このヌヴーのハンブルクライヴの熱さと没入はとりわけ類のないものだ。この名演の立役者はシュミット=イッセルシュテットで、奔放なソロへの伴奏者にとどまらず、重厚な響きとロマン的な表現で真剣にぶつかり合うとともに、違和感なく包み込んでいる。Deccaのベートーヴェンのようなセッション録音での上品で端正なイメージとは別の姿を見せている。この演奏は、25年ほど前の昔、フィリップスから出て話題になったが、その後、10年前〜最近までAcantaレーベルなどいくつかのレーベルから出ており、高音質復刻を競い合っていたが、腹立たしいことにその後、廃盤になり、最近はカタログに存在しなかったようなので、復活はまことにありがたい。以前のAcanta盤と同じ音であれば、少しステレオプレゼンスが加味され、広がり感があるように音が加工されてはいるが、1948年のライヴとしては聴きやすい音質のはずだ。

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    すーさん  |  新潟県  |  不明  |  2012年08月19日

    お、アカンタ復活ですね。 これを手に入れたのは高校生か大学に入った頃だったかな。 神懸りの演奏とはこういう演奏のことを言うのでしょう。 確かに、ブラームスらしくないとの声も聞かれるけれど、これほどまでに情熱的な演奏が他にあるだろうか?そして2楽章のようにあたりを冷涼な空気で満たす演奏があるだろうか? イッセルシュテットのバックも最高。 音も当時としては最良のもの。 購入をためらう方がいれば、迷わず買われよ。

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