キリル・コンドラシン/16CDボックス
検索結果:2件中1件から2件まで表示
-
小田春永 | 東京都 | 不明 | 2012年12月28日
ロシアものは良くて当たり前!!的なBOXですが、CD1のスクリャービンの宇宙がポップで良いですね。メジャー(??)な協奏曲はCCCPの御仁が揃っていて聞き応えも十分です。このBOXではブラームスの交響曲全集も。重戦車の行軍を思わせる第1番、黒海のリゾート地を髣髴させる第2番、普通(??)の第3番、真綿で締め付けるような第4番と多彩。 以上、とても良いBOXなのだが、中途半端に音が悪い。録音年代&録音条件を考慮すれば、仕方がないとは言え、その分を割り引いて★4つ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2012年09月30日
ロシア・ソビエトの作曲家たちはもちろんバッハ、ベートーベン、メンデルスゾーン、シューマン、そしてブラームスの交響曲全集を含んでいる。 協奏曲の録音も多く、ソリストにはオイストラフ、コーガン、ギレリス、リヒテル、ニコラーエワとそうそうたる演奏家が並ぶ。 プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番(オイストラフ)は1953年の録音だが音質も良く何より演奏が素晴らしい。 協奏曲の一番の名演はショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番だろう。(ソリストはオイストラフ。) ヴァインベルク、スヴィリードフ、ボリス・チャイコフスキイなど同時代の作曲家の録音があるのも嬉しい。 また、コンドラシンとモスクワ・フィルによるドイツ音楽は重厚でなかなか素晴らしい。 一番意外で新鮮だったのはチャイコフスキイのバレエ音楽『くるみ割り人形』第一幕からの抜粋。 選曲からしてコンドラシンのイメージと違っているが演奏はコンドラシン以外のなにものでもなく実にベビーだ。 重苦しいと言うと大袈裟だが、バレエの音楽ではなくてまるで交響曲を聴いているかのようだ。 歌劇場のオーケストラと違い、モスクワ・フィルというのも大いに関係しているのだろう。 とても興味深い演奏で正統ではないかもしれないが、驚きの名演だ。しかもライブ録音。是非全曲聴いてみたい。(『白鳥の湖』をこのコンビで演奏したら凄いだろうなぁ。)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:2件中1件から2件まで表示