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ディーリアス(1862-1934)

CD 人生のミサ、前奏曲と牧歌 デイヴィッド・ヒル&ボーンマス交響楽団、バッハ合唱団(2CD)

人生のミサ、前奏曲と牧歌 デイヴィッド・ヒル&ボーンマス交響楽団、バッハ合唱団(2CD)

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年08月11日

    聞き逃していた 5年遅れたが出会えてよかった ディーリアスは聞き尽くしたと慢心していた 最も愛する作曲家の一人がディーリアスと公言していたから恥ずかしい 何かやっとディーリアスの本心に触れた気がしている 抒情詩と呼べる”小音詩”ばかりが耳に残ってしまっていると ここに掲げられた二曲に違和感を覚える人も多かろう 楽壇の輪からはみ出ていたディーリアスに大曲を書く機会はそうそう巡ってこなかった 自ずと小譚詩のような小品が数多く残ることになった R.シュトラウスや後続のRVWと同じくニーチェやホイットマンに感動する自心を音楽に表現したいという欲求がないはずがない 生涯を放浪と隠遁で埋め尽くしたような人生の中で やはり見果てぬ夢は語られていたのだ アンニュイに彩られた音楽はここにない 人のあるべき姿 人生の生々しさが熱く歌われている これまで聞いたどの演奏よりもディーリアスの声が聞こえる演奏をヒル&BSOが届けてくれた この魂の持ち主が”春告げるカッコウを聞いて”や”夏の歌”を歌ったのだということを忘れてはいけない 夏風に吹かれて聴く”ディーリアス”は人生の痛みと癒しを思い返させてくれる 生きていることが愛しい 今日も蝉が鳴いている 夏の終わりも近い  

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2012年08月09日

    今年はドビュッシーと並んでフレデリック・ディーリアスの生誕150年でもある。というわけで、待望の『人生のミサ』(個人的には『生のミサ』か『生命のミサ』という訳の方がいいと思うけど)の新録音。EMIのグローヴズ盤は懐が深い、鷹揚な持ち味があり、一方、CHANDOSのヒコックス盤はより精緻だけど、ちょっと低体温なところがもの足らなかった。当盤の指揮者、デイヴィッド・ヒルも経験豊かな合唱指揮者ではあるが、これは決して安全運転の演奏ではない。おそらく、これまでで最も劇的な起伏の大きい演奏と言っていいだろう。もちろん全体としてはディーリアスらしい叙情的な場面の多い曲だけど、第1部冒頭、第2部最初の合唱の出の部分、そして終曲などは非常に激しい音楽で、そういう所ではこの録音は、これ以上速くすると合唱がコントロールを失ってしまうほどのテンポをとっている。バリトン独唱のアラン・オピーはバス・バリトン寄りの深めの声の持ち主で、グローヴズ盤のベンジャミン・ラクソンのようなハイ・バリトンとは違ったキャラクターだが、これはこれで悪くない。録音の優秀さを考えると、しばらくはこの曲の代表盤になるのではないか。

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    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2012年09月17日

    叙情的、小品中心の作曲家と思っていたディーリアスが、これほど大規模でシリアスな作品を書いていたとは。教会の堅苦しい、型にはまったミサでなく、バーンスタイン程ではないけれど、自由な形式で、時に激しく、時に叙情的に、ツァラストラの言葉を題材に、人間の生き方、道標、命の重要さを歌いあげた見事な作品。デヴィッド・ヒルは、イギリスでオルガン奏者も勤めつつ、合唱作品を数多く録音しているこの作品には、適確な指揮者。原語ドイツ語での合唱、Naxos は、またも、エポック・メイキングな1枚を、世に出した。

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