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バッハ(1685-1750)

Blu-ray Disc マタイ受難曲 ラトル&ベルリン・フィル(2010)

マタイ受難曲 ラトル&ベルリン・フィル(2010)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2014年01月02日

     去年末、最後の買い物はこのディスク。聴いたら、というより観たら・・・凄い・・・。歌手の人選もすばらしい。私は特にM.パドモアのドラマと歌唱に惹き込まれた。また、合唱の素晴しさや演技は特筆に値する。 これは蝶ネクタイしめたオケと歌手が仰々しく歌うマタイではない。マタイ受難曲を聴くという体験から、マタイによって伝えられた受難のドラマに参加しているような気になる。おそらく、会場にいた聴衆皆がそういう思いになったのでは。     CDで聴くだけだと(当たり前のことだが)ただ音とか音楽に集中する。音楽は演奏されてはじめてその存在を認識することができるものだ。しかし当盤の様な上演形式だと音楽は付属の飾りであり、もっと大事なことは別にあるんだと思うことができた。歌い手が楽譜を持たずに歌うことで「今、まさにドラマが進行している」と考えることができる。この公演においてオケ(演奏)は、「おまけ」であろう。登場人物の心情を音で表現し、ドラマに彩りを添えるわき役に過ぎない。    キリスト教サイドの教えとして考えなくとも、人間として対峙する人間性への教えが「儀式」の参加者の動作、手の動き、目の動きによって表されていく。  このようなアイディアで上演を考え、決めたラトル、ベルリン・フィル、セラーズの傑作として、バッハの作品演奏の多様性の証明として今後も注目されると思う。何度も見直す深さがあり、常に新しい何かを見出すことができることだろう。     マタイの名盤数あれど、これをファースト・チョイスにしてマタイの世界(とバッハの音楽)に「参加」することをお薦めしたい。それからCDを選んでじっくり聴いていくこともできるだろう。

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    kn  |  神奈川県  |  不明  |  2013年11月28日

    いやあ、長い長い。しかし厳粛に聴くと言うより、楽しめる。この「マタイ」は、伝統的なスタイルにはとらわれず現代的な感覚で演奏されている。なんか半オペラで、歌い手の演技付きであって、初め違和感があったが聴いているうちに慣れ、嫌味も無くてこれはこれで良い。ゲアハーアーは貫禄だし、他の歌手陣もよい。オケも達者で、特に樫本大進、パユ、マイヤーなどがズラリと並んだ独奏陣は圧巻だ。何しろ三時間を超える曲であるから、中には四時間近くのもあって、どうしても聴く方が草臥れてしまうのだが、このディスクを聴いた後にはあまり疲労感はなかった。まあ、それだけ宗教感覚が薄いとも言えよう。「マタイ」としては気安く聴ける一枚。

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    BARON  |  福岡県  |  不明  |  2012年07月12日

    クラシック入門者の私にとって、この有名曲!もちろん聴こうと挑戦した曲ですが、その古典的な形式と長さに挫折した曲でした。ラトルの映像では、そんな私たち新世代に少しでも雰囲気を伝えようとした形がこの演奏ではないでしょうか?舞台で二分されたオーケストラの斬新さもしかり、声楽陣の演技(ちょっと過剰とも思えなくないが)が、この長大の曲のストーリーをより分かりやすく、かつ親しみやすいものとして、私自身最後まで聴き通すことが出来ました。バッハの素晴らしさを噛み砕いて、私たちにつたえようとするラトルの演奏にすごく好感を感じました。演奏の良し悪しはわかりませんが、これからマタイを聴こうと思っている人には全体像を把握する上ですばらしい映像作品と私は思いました。これからマタイ受難曲を初挑戦しようとされる方にオススメの映像作品だと思います。

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    BW  |  宮城県  |  不明  |  2012年06月02日

    驚きのディスクだ。マタイ受難曲の構成や多様性がよく分かる演奏と演出。迫真の演技には少し引いてしまうところもあるが、凄みはある。マタイ受難曲の演奏ってこういうのもありなんですね。驚きです。大進君のソロがものすごい迫力で鳥肌が立つ。その他の人たちも最高。ビジュアル的にも魅力的だ。福音史家は甘い美声で私の好み。さらに、5.1chも効果的で、目をつぶると目の前にステージが広がる。少年合唱が右後ろの上方から降り注ぐし、パイプオルガンの超高音もしっかり聞こえる。1部の終曲は合唱メンバーが客席に散らばるので全方向からの歌声に包まれる。左上方のイエスと右上方のピラト。オケの1と2の対比もおもしろいし、古楽器の音色は言いようもなくすばらしい。ハイビジョンの映像もシャープでカメラアングルもドラマチックで目が離せない。「拝聴する」という感じのディスクではないが、買って損はしないと思う。

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