バッハ(1685-1750)

CD Partitas.1-6: Pinnock(Cemb)

Partitas.1-6: Pinnock(Cemb)

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    Pibyggen  |  神奈川県  |  不明  |  2013年06月30日

    ピノックのパルティータ旧録音(1984年)を長い間愛聴してきた私は、この新録音を購入しようかずっと考えていたのだが、この度ついに購入した。結論から言うと、大正解であった。なぜもっと早く手に入れなかったのか・・・ すべての曲において隅々まで配慮がゆきわたり、チェンバロらしい美しい音で音楽が進められていく。ある時は繊細に、ある時は力強く。まさに「円熟の極致」である。円熟というと遅いテンポを想像されるかもしれないが、そうではなくテンポは中庸で落ち着きがあり、ごく自然な呼吸とともに時間が流れるので、聴いていて非常に気持ちがよい。しかし、何と自然で深い音楽なのだろう!円熟の中にキレのよさがあるところもすごい。 一方で、この新録音を聴き終えてもなお旧録音も依然として色褪せず、若々しい魅力を放っているように感じられたのが嬉しい(特に第4〜6番)。新旧二つの名盤が手元に揃ったこれからは、その時の気分に合わせてどちらかを手に取り、じっくりと聴き比べていきたい。

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2006年10月03日

    バッハの鍵盤曲集の中である意味最難関のこの曲で、ピノックは何と自然で細やかな演奏をみせることか!20年前の初回録音の時と、解釈の骨格はほとんど変わっていないのに、全てが比較にならないほど味わい深く、滋味溢れています。これが彼の辿ってきた人生の反映だとすれば、人間このように歳をとっていけたらいいですね。現在まで聴いた数々のパルティータの中で、疑いなく最高の演奏です。バッハを愛する全ての方に心からお進めします。

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