『コジ・ファン・トゥッテ』全曲 ベーム&ウィーン・フィル、シュヴァルツコップ、デンヒ、他(1962 モノラル)(2CD)
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Komponist | AUSTRIA | 不明 | 2013年05月27日
ベームのCosi fan Tutteといえば私にとってはこの録音を越えるものはない。同年のフィルハーモニア管とのセッション録音は、歌手は悪くないが全体に硬い感じがするし、74年のザルツブルク・ライヴ版はシュライヤー以外の歌手の歌唱が少し物足りない。当録音もザルツブルク・ライヴだが、格段に歌唱の完成度が高く、それでいて生き生きとしたライヴの雰囲気がたまらない。ベームの指揮もセッションよりずっと躍動感があり、このオペラから最高のものを引き出している。このCDは20年くらい前から繰り返し聴き、今はアイポットにも入れ、いつでも気分が乗ったときには聴けるようにしている。ベームのCosiといえば、私にとってはこれのことだ。シュワルツコップとルートヴィヒだけでなく、プライもシュッティも他のCDでの同役の歌唱よりずっといい。是非、オルフェオあたりから正規版を出してほしいものだ。もうひとつ、1972年の同オペラ同指揮者のザルツブルク・ライヴ版も出してほしい(シュライヤー、プライ、フィッシャーディースカウが共演しているやつ)。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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nono | 東京都 | 不明 | 2010年04月03日
モノラルとの表示だが、僅かに音に広がりがある。このメンバーのライヴなら楽しくない訳がない。クメントの不調も含めて、一回限りの本番で歌手がどう唄うかスリリングでもある。初めてベームのコジを聴く人や、演奏の傷が気になる人にはお勧めできないが、私は時々聴いている。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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