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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第8番 シューリヒト&ウィーン・フィル

交響曲第8番 シューリヒト&ウィーン・フィル

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    浜っ子  |  愛媛県  |  不明  |  2021年03月07日

    この曲は長いので2枚組がほとんどである。その中で1枚にこれだけの演奏をしてくれたシューリヒトとウィーンフィルに最大の賛辞を贈りたい。 初めて聴く方に是非手に取っていただきたいCDです。演奏、録音共に素晴らしいです。特に3楽章は絶品です。

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  • ★★★★★ 

    鉄腕ボブ  |  東京都  |  不明  |  2020年03月19日

    ブルックナー8番は私はこのシューリヒトVPOが一番好きです。他にクナッパーツブッシュやジュリー二など、遅いテンポでスケール感の大きい演奏もいいですが、フィナーレの終結部を速いテンポながら、ブルックナーらしい暗い寂寥感から悠久感たっぷりな明るい結末に完璧なアンサンブルで運ぶあたり、ここだけ何度も繰り返し聞いてしまいます。国内盤より仏盤の方が低音が引き締まっており、いい音です。

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  • ★★★★★ 

    ニッパー君  |  茨城県  |  不明  |  2012年09月23日

    天空に突き抜ける金管群。妖精の如くチャーミングな魅力を振り撒く木管群。峻厳さ際立つティンパニ。シルキーな高弦。惜しむらくはやや厚みに欠ける低弦か…。しかし私が生まれる1年以上前にこれほどの音が収録されていたとは! SACD万歳! で,星五つ。閑話休題。EMI様はミュンシュのブラームス第一番やクレンペラーのベートーヴェン・ブルックナー・マーラーは何故ハイブリッド盤で出してくれないのでしょう。シングルレイヤー盤は敷居が高いと感じます。是非ご一考を。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年03月24日

    シューリヒトが最晩年にウィーン・フィルとともにスタジオ録音したブルックナーの交響曲第8番と第9番は、音楽評論家を含め多くのクラシック音楽ファンに支持されている不朽の名盤とされている。1960年代前半という時期を考えると、ブルックナーの交響曲については、いまだ改訂版を使用した演奏が跋扈するとともに、ヨッフムが最初の全集を録音している最中であり、ましてや朝比奈やヴァントなどは箸にも棒にもかからない若造。その意味では、当時においては本演奏は画期的な名演であったことが十分に理解できるところだ。本盤の演奏で気が付くのはテンポが実に早いということであろう。それは、同曲がCD一枚におさまっていること自体でもよくわかるところだ。そして、後年のヴァントや朝比奈などによる演奏とは異なり、インテンポにはいささかも固執せずに、頻繁にテンポを変化させているということである。ダイナミックレンジも相当に幅広くとっており、テンポの変化も相まってドラマティックな演奏であるとも言えるほどだ。ブラスセクションによる最強奏も圧巻の迫力を誇っていると言えるが、無機的な音は皆無であり、常に懐の深い音色に包まれているのは見事であると言える。そして、これほどの劇的とも言うべき豪演を行っているにもかかわらず、演奏全体の造型がきわめて引き締まったものとなり、いわゆるブルックナーらしさをいささかも失うことがないというのは、巨匠シューリヒトだけに可能な圧巻の至芸であるとともに、シューリヒトがブルックナーの本質をしっかりと鷲掴みにしているからにほかならないと言える。そして、このような荒ぶるような豪演に適度の温もりと潤いを付加しているのが、ウィーン・フィルによる美しさの極みとも言うべき名演奏であると言える。シューリヒトを深く敬愛していたとされるウィーン・フィルであるが、本演奏においてもシューリヒトの指揮に見事に応えて、持ち得る実力を最大限に発揮した渾身の熱演を展開しているのが素晴らしい。いずれにしても、快速のテンポとドラマティックな表現を展開した本演奏は、今日におけるブルックナーの演奏様式とは随分と異なるものであり、スケールの小ささや劇的に過ぎる点などが気にならないわけではないが、いまだブルックナーの演奏にさしたるものが存在していなかった1960年代前半の演奏であることをも考慮すれば、名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。音質は、リマスタリングが行われたものの従来CD盤が今一つの音質であったが、数年前に発売されたHQCD盤がこれまでのところ最も良好な音質であると言えるところであり、私も当該HQCD盤を愛聴してきたところだ。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤やHQCD盤とは次元が異なる見違えるような、そして1960年代のスタジオ録音とは到底信じられないような鮮明な音質に生まれ変わった言える。いずれにしても、シューリヒトによる至高の名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2012年02月03日

     これほどストレートにこの第8番の素晴らしさを伝えてくれる演奏を私は知りません。マイ・ベストのカラヤン最後の第8には,やはり「カラヤン最晩年の〜」という冠が付いてしまう。ヴァントには「ヴァント&ベルリン・フィルの〜」と。チェリビダッケには「最も個性的で大きなチェリビダッケの〜」と冠が…。ところが,この演奏には特別な冠が付かないのです…。凡庸な演奏ではなく,こんなに素晴らしい演奏なのに…です。ほんと,まるでジャケットの絵の“スクッ”と立つ1本の樹のよう。  何も足さず,何も引かず…の姿勢がこのような演奏を作り上げたのでしょうか。この感じはムラヴィンスキーの演奏にも感じることです。楽譜に書かれていることにひたむきに向かっていき,それを忠実に音にしていく…。その楽譜がブルックナーの第8で,音を出す集団がウィーン・フィルですから,出来上がりが悪かろうはずがない…。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年12月08日

    以前本演奏の別盤でレビューした様に最高ランクの演奏で本盤は仕様向上で更に期待されましょう。繰り返しになりますがデータを追加して書き込みさせていただきます。このスタジオ録音(シューリヒト83歳の1963年録音、演奏タイム@15’34A13’59B21’44C19’42)直前の同曲のライブ盤(1963年モノラル録音、タイム@13’38A13’46B22’17C20’28)が別にリリースされてライブの興奮も伝わっているようですが本盤・・長大なこの曲を聴く者に飽きさせることなく比較的直截にシューリヒトならではの表現はあの名盤同じVPOを振った第9番に相通じる墨絵的悠揚さも感じさせます。特にトップの第1楽章とラスト終楽章は身を浸して聴くとクラシック音楽の凄さに新たに出会った幸せに気がつく時があります。ブルックナー指揮者シューリヒトにはこの交響曲第8番も他の録音演奏が残っており1954年シュトットガルト放送SO(@16’08A14’26B25’43C23’29)演奏盤や1955年北ドイツ放送SO演奏盤等がよく聴かれている様であります。名演奏犇めくこの曲については私自身好対照なクナパーッブッシュ指揮分も好きであります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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