ロベール・カサドシュ名演集〜モーツァルト、ラヴェル、他 セル&ケルン放送響、オーマンディ&フィラデルフィア管、フランチェスカッティ、他(10CD)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
Pavane | 北海道 | 不明 | 2012年08月28日
カサドシュのラヴェルが聴きたくて購入しました。聴き始めはなんだかセカセカした演奏で淡泊な印象だったので退屈するかなと思っていたら、いつの間にか引き込まれて耳を傾けてました。キビキビと小気味よいテンポとでもいうのでしょうか。そう言えば1950年代のペルルミュテールのラヴェルも似たような速いテンポだった気がする。これが本来のテンポで、最近のピアニストはゆっくり弾きすぎているのかも知れませんね。 音質の方はそれなりですが、録音年代を考えれば十分な水準です。たださすがに30年代の録音のディスク9の音は良くないですし、ディスク7のフランクのヴァイオリン・ソナタではレコード針のブツブツいう雑音が入ったり音割れがしているので、これらの曲がお目当ての人は要注意です。個人的には、オーケストラの音が厚みに欠けるのでピアノ協奏曲はどれも今ひとつでした (ピアノの演奏自体は良いので残念です)。ラヴェル好きの方はコレクションに加えてみてはどうでしょう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示