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松下眞一(1922-1990)

Hi Quality CD カンツォーナ・ダ・ソナーレ第1番、『星達の息吹き』 、他 若杉弘、山岡重信&読売日本響、U.ホリガー、他(NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ)

カンツォーナ・ダ・ソナーレ第1番、『星達の息吹き』 、他 若杉弘、山岡重信&読売日本響、U.ホリガー、他(NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ)

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    ガキデカ  |  愛媛県  |  不明  |  2014年07月04日

     松下真一は、その全盛期にドイツのハンブルクに暮らしていたために、これまで60年代後半から70年代の作品に照明があてられることはほとんどなかった。  収録作品中の白眉は、当初室内楽版で作曲され、(あまりにも演奏至難であったため)秋山和慶の薦めで後に管弦楽版に編曲された「星達の息吹き」(優秀なステレオ録音)であろう。極めて精緻なオーケストレーションと煌めくピアノが茫漠と広がる宇宙、星の誕生、星の死のイメージを織り上げ、コーダでは無限に遠ざかっていくビッグバン宇宙が静けさの中に消えてゆく。日本の管弦楽作品のなかでも傑作に属する作品である。さらに、極めて完成度の高い演奏で「ピアノ四重奏にための《結晶》」の日本初演(CDにはピアノに三宅榛名の名がクレジットされているが、これは平尾はるなの間違い!)が聞けるのがすばらしい。この時代の現代音楽の初演は結構傷が多かったと聞いていたが、完成度の高い演奏であったことが分かる。国際現代音楽祭に入選した当時の空気を漂わせた「カンツォーナ・ダ・ソナーレ第1番」の演奏も驚くほど気迫が感じられ、後に高橋悠治が録音した演奏と比べても、決してひけを取らない名演である。

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