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オルフ、カール(1895-1982)

LPレコード カルミナ・ブラーナ アンドレ・プレヴィン&ロンドン交響楽団 (180グラム重量盤レコード/Hi-Q Records Supercuts)

カルミナ・ブラーナ アンドレ・プレヴィン&ロンドン交響楽団 (180グラム重量盤レコード/Hi-Q Records Supercuts)

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    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2016年01月30日

    今や最長老巨匠指揮者の筆頭格の地位を占める存在となったプレヴィンであるが、 ロンドン響時代は異分野からクラシック界に入ったばかりの駆け出し指揮者として見なされ、 EMIに入れた夥しい量の録音も軽視されるぐらいならまだましで、むしろ無視されるものが多い。 しかし筆者はこのロンドン時代のプレヴィンこそ、 若き日にジャズピアニストとして培ったリズム感と、ハリウッド映画の作曲を通して身に付けた音楽のわかり易さと手際良さ、 そして指揮法の師であるモントゥー譲りのオーケストラを自在に操るテクニックとが一気に開花した絶頂期にあったと考えており、 リズムの切れ、音色とダイナミクスの多彩さ、テンポや表情付けのメリハリ、オケのまとめ方どれをとっても、 その後の録音を大きく凌駕していると考えている。 もちろんその理由のひとつとしてロンドン響との録音の多くが、プロデューサー:クリストファー・ビショップと バランスエンジニア:クリストファー・パーカーによる超優秀録音であったともまた見逃せない。 ひょっとすると、EMIの録音が、後のフィリップスやテラークやDG録音とは比べ物にならないほど素晴らしいので、 演奏もこれに引きづられて素晴らしく聴こえるだけなのかもしれないが、 レコードやCDのような再生芸術においては、鳴っている音が全てであり、これを持って判断するのが正しいと考える。 このカルミナ・ブラーナもトゥーランガリラ交響曲同様、SACD化が待たれていた優秀録音である。 ワーナーミュージックの常としてリマスタリングに関する情報は一切書かれてないが、 手持ちの97年デジタルリマスターのCDと比較したところ、 サウンドステージの広がりと開放感、空間の再現性、ディテール情報量において、 大きく差をつけており、この演奏の真の素晴らしさはSACDで聴かないと分からないかもしれない。 本SACDの聴き所はそれこそ随所に現れるが、 13曲目の最後でテューバの一吹きの生々しさに思わず息を呑み、 14曲目の男性コーラスの薄気味悪さすら感じさせるささやきと木管楽器の点滅が次第に大きく膨れ上がていく凄みに鳥肌が立ち、 15曲面で左スピーカのはるか外側後方から姿を現す児童合唱のリアルな距離感にはただ呆然とすることしか許されない。 プレヴィンのカルミナといえば後のVPOとの再録音ばかりが取り上げられるが、 若き日の才気溢れる指揮、ロンドン響のややダーク調の音色と重心の低い響き、 キングスウェイホールの魅力的なアコースティク、 ビショップ&パーカーによるアナログ末期の優秀録音、 アビーロードスタジオでの最新リマスタリングによるSACD・・・ この抗し難い魅力を振り切って、 敢えてDG版を取り上げる合理的な理由などどこにあるのだろうか?

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    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2012年03月31日

    LP時代に何度も聴いた懐かしの盤であります。 しかし、ヨッフム盤等を体験してからと言うもの、このプレヴィン盤はまったく聴かなくなってしまい、いつの間にか中古レコード屋さんに売ってしまって現在に至っています。 Lpで購入したのは、当時のこの演奏の評価が高かったからだったと思いますが、今となって様々な演奏と比較してみると、少し…いや、かなり真面目すぎる演奏のような気がして、つまらなく思えてきたのでした。「音楽的」という意味では高水準な演奏かもしれませんが、「おふざけ」や「悪ノリ」のような要素が希薄なプレヴィン盤は、以降CDでは買っていません。

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