古代の舞曲、ユーカラ、左方の舞と右方の舞、羅生門、他 芥川也寸志&新交響楽団、山田一雄&日フィル、他(2CD)
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テリーヌ | Hyogo | 不明 | 2018年04月05日
黒沢作品などの映画音楽ではかなり有名な早坂文雄氏は、短期間ではあるが武満徹さんとのつながりもあり、最近読んだ武満徹氏関係の本(「武満徹・音楽創造への旅」「武満徹ある作曲家の肖像」など)を読んで以降、個人的には高く再評価しています。「ユーカラ」は初めて聴いたのですが、聴きごたえがありました。もう少し長生きしてほしかったと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年10月17日
早坂文雄畢生の大作”ユーカラ”は未知なるものだ 武満徹が指摘するようにそれは”古代”と同義だった 四十有余年の生涯を締めくくる早坂渾身の一作 フランス音楽とストラヴィンスキーに憧憬を抱いていた人が西洋の弁証法的様式を捨てて 非西洋的言い換えれば東洋的概念で一から音楽を組み立てた 対位法も和声法も用いない 線を生かす 線と線を組み合わせる抽象性を押し詰めた音楽 わたしは”水平なる音楽”と呼ぼう 早坂は5つの要素を上げている 単純性 無限性 非合理性 平面性 そして植物的感性 50分にも及ぶ全六楽章を堪能した 面白い この二枚組Discでは 他に芥川&新響による早坂文雄の代名詞と言い得る4曲の名演を愉しむことができる 是非を添えて お聴きになっては如何 と言いたい3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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