交響曲『画家マティス』、『気高き幻想』、ヴェーバーの主題による交響的変容 ネシュリング&サンパウロ交響楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年06月18日
ヒンデミットをラテンの楽団が演奏すると その音楽が内包するコスモポリタン性が浮かび上がってくる 選曲も相応しい 中世農民戦争の指導者画家マティーアス アッシジの聖フランチェスコ 両オペラからの交響楽とドイツ・ロマン派音楽の祖ウェーバーの主題による変奏曲 これらはどの時代のどこの国の人たちにとっても興味深くまた身に引き寄せて感じられ想像力を刺激してくれるテーマだ サンパウロ響の管楽器や打楽器の明るいソノリティがヒンデミットから軽みを引き出してみせる ヒンデミット音楽の重層した響きにばかり重きが置かれると 情趣が偏り音楽が固まって聞こえる このネシュリング盤はSACD効果もあり 立体的で風通しがいい構造に音楽を開いてくれている 疲れや眠りとは無縁な安らぎと伸びやかさに包まれる 何度でも聴きたくなる演奏だ もしまだなら あなたも如何3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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