ピアノ協奏曲全集 アンドラーシュ・シフ(p)、I・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団
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テリーヌ | 大阪府 | 不明 | 2013年01月13日
シフのバルトークについてはユーチューブで視聴した演奏に感激した憶えがあります。(第3番でサイモン・ラトルとの共演)。今まではシャーンドルやアンダでしか聴いていなっかったのですが、少なくとも第3番についてはシフの演奏に共感を覚えます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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miklos | 埼玉県 | 不明 | 2013年01月07日
個人的には、同年代のハンガリーのピアニスト、コチシュ・ゾルターンの演奏のほうがいいのではないかと思う。 シフも決して悪いわけではないが…1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年08月31日
本盤におさめられたバルトークのピアノ協奏曲全集は、近年においては円熟の境地に入りつつあるハンガリー出身のピアニストであるシフと、バルトークの様々な楽曲において比類のない名演を成し遂げている同じくハンガリー出身のイヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管という現代最高の組み合わせによる演奏であるが、聴き手の期待をいささかも裏切らない素晴らしい名演と高く評価したい。ハンガリー出身のコンビによるバルトークのピアノ協奏曲全集の名演としては、ゲザ・アンダとフリッチャイ&ベルリン放送響(1960、1961年)による同曲演奏史上でもトップの座に君臨する歴史的な名演が名高い。さすがに、本演奏は当該名演には敵わないと言えるが、それでも新時代の名演として高く評価してもいいのではないだろうか。シフは、本演奏の当時は45歳であったが、若手ピアニストの演奏に聴かれがちな、畳み掛けていくような気迫や力強い生命力でひたすら遮二無二突き進んでいくような演奏を行っているわけではない。むしろ、バルトークのスコアの徹底したリーディングを行ったことに基づく精緻な表現を行っていると言える。そして、シフは一音一音を蔑ろにすることなく、透明感あふれるタッチで曲想を明瞭に描き出して行くことに腐心しているようにさえ感じさせる。それでいて、単なるスコアに記された音符の表層をなぞっただけの薄味の演奏には陥っておらず、各旋律の端々からはシフのバルトークへの深い愛着に根差した豊かな情感から滲み出してきているところであり、いい意味での知情兼備のピアニズムを展開していると言える。こうしたシフのピアノをしっかりと下支えするとともに、同曲の深層にあるハンガリーの民族色豊かな味わい深さを描出することに貢献しているのが、イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管による名演奏であると考えられる。同曲には、バルトークが盟友コダーイとともに採取したハンガリー民謡を高度に昇華させて随所に取り入れているが、イヴァン・フィッシャーはそれを巧みに表現するとともに、雄渾なスケールによる懐の深い演奏でシフのピアノを引き立てているのが素晴らしい。音質は、1996年のスタジオ録音でもあって音質的には全く問題はないが、シフとイヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管が組んだ素晴らしい名演でもあり、今後はSHM−CD化、そして可能であればSACD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かくとしらじ | 愛知県 | 不明 | 2011年07月06日
演奏者にとって、祖国の英雄バルトークの名作・P協奏曲ですので、期待して聴いてみました。曲に対する愛情・尊敬は十分に感じられるものの、1,2番の魅力である 前衛的な、聴いている者に挑みかかってくるような凄味は抜けてしまっていました。 そういう点では、アンダ盤やポリーニ盤には及ばないと評価します。逆にバルトークは野蛮でイヤ、ピアノは打楽器じゃないよ、という方は、入門編として気に入るかもしれません。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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